現在の日本には「親ロシア政党」が2つある。日本維新の会と×××新選組である。さらに「親ロシア、親プーチン政治家」たちが両党やその他の政党に少なからずいる。極端さでは鈴木宗男、大物度では安倍晋三がそれぞれ突出している。
まず小物であるところの某元号組から片付ける。
れ組はもう親ロで陰謀論系のニッチ路線で行くのかねえ。今の路線はもう勢力拡大ではなく、堅い支持者に向けたアピールになっており、参院選でも1~2議席を取って勝利!と叫ぶ感じになっているが。
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2022年3月5日
昨年の衆院選前に池戸万作が山本太郎に大阪の選挙区からの出馬を勧めたことがあったが、山本はこれを断った。あの時山本が池戸のアドバイスに従って大阪から出馬していれば、仮に山本が選挙区で落選して比例復活することによって大石晃子の議席が得られなかったとしても、十分「維新主要打撃論」で活路を見出すことができただろう。しかし山本はそうせず、こともあろうにロシアのウクライナ侵攻で橋下徹と同じ立場に立ってしまった。橋下と山本とでは動機が異なるが行動はたまたま同じだったのである。橋下は安倍晋三を守るとともにプーチンの強権的な手法に共感したのだろうし、山本は思考が陰謀論系オザシンそのものなので、彼らの間に流布する陰謀論に乗っかってしまったものだろう。山本の場合は完全な自滅だ。なお山本が引っ掛かった陰謀論はおそらく鳩山由紀夫が引っ掛かったのと同じ系列で、植草一秀、孫崎享、副島隆彦、中田安彦などなど、多くの類例が見られる。彼らの大元のルーツがどこにあるのかは知らないというかあまり興味が湧かない。左翼系というより右翼系かもしれないとも思うが定かではない。
れ組の今の感じに近しいのは、N国がマツコ・デラックスへの抗議行動ではしゃいでいたころとか、次世代の党がネットのみで盛り上がって、威勢がよかったころとか。次第に一般の人からも冷たい目が向けられ始める感じ。
— ツイッター政治おじいちゃんお化け (@micha_soso) 2022年3月5日
そりゃそうですよ。あんなの、ドン引きしない方がおかしい。
社民党も社会新報におかしな記事を一面トップに載せたクチですが、党員から「あれはおかしい」と批判が起こり、記事を撤回するに至りました。対して、れいわは支持者の一部?が牽強付会な理屈や陰謀論紛いで擁護に走る向きがあるのが異質に感じますね。
— まことん @ウクライナに平和を! (@makotonch) 2022年3月5日
社民党も危機一髪だった。なんとか態勢を立て直して、ずいぶん時間がかかったとはいえ記事の訂正をツイートで告知もした。某元号組とは比較にならない支持層の健全さの賜物だろう。しかしこの件のおかげで私が参院選で社民党に投票する気は完全に失せた。現時点だったら「消去法で共産党」ですな。まだ確定じゃないけど。
なお東京選挙区では維新の候補を落とすことを第一に考えて「戦略的投票」をする。これは過去2回の参院選でとった投票行動と同じで、私は参院選では2度続けて民主・民進系の候補に投票した。2016年は小川敏夫に投票して当選したが、2019年は山岸一生(現衆院議員)に投票したが落選し、音喜多駿の当選を許す痛恨の結果になった。
なお一般のイメージとは全く反し、国政政党でもっとも強くロシアのウクライナ侵攻を批判している政党は共産党であって、一番ダメなのが某元号組である。また自民党は安倍晋三と鈴木貴子、維新は鈴木宗男という癌をそれぞれ抱えているほか、後者は橋下徹のロシア寄りがどんどん暴走の度合を強めている。
某元号組についていえば、機関紙の暴走に党員や支持者からの批判が出た社民党とは全く異なり、特にオザシンから分かれた「ヤマシン」系の人たちが陰謀論を声高に叫び続けている。それに対して影響力のある同組シンパの多くは沈黙するか、せいぜい小声で批判するかのどちらかである。中には正面切って党を批判する支持者のツイートも見かけたことはあり、そういう投稿者に私は敬意を抱くが、残念ながら広がりを欠く。その手のツイートには信者系からの批判が浴びせかけられ、それに応答するのはツイート主だけで、いっこうにツイート主への援軍が現れないという遺憾きわまりない状況だ。
この記事も本丸である維新批判に行き着かなかった。それについては記事を改める。