下記ツイートは、朝日新聞デジタルの有料記事の有料部分を同紙の駒木明義記者が引用したもののようだ。
「ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナが独立主権国家として存在することを求め続けています。しかし、プーチン大統領はそれが容認できない。そこに、妥協点はありません」
— Akiyoshi Komaki 駒木明義 (@akomaki) 2022年5月9日
実は「小物」だとばれたロシア 負けられない戦いはどこに帰結するか:朝日新聞デジタル https://t.co/D1BBDVbuec
戦争相手が独立主権国家として存在することを容認できない覇権主義国家による一方的な侵略行為という「侵略−被侵略」の非対称を一切無視して「あらゆる戦争に反対する」と称する言説の無意味さは明らかだろう。
彼らの立場に立てば、ベトナム戦争でベトナムがアメリカと戦った戦争も「DD論」になってしまう。当時の日本の保守論壇はベトナム戦争を米ソの代理戦争とみなしてベトナムを非難していた。それと同じ愚を現在「DD論」を垂れ流す人たちがやらかしている。こんな人たちの一部が同時に「9条護憲」を言うとは信じ難い。侵略を非難できない「9条護憲論者」とはいったい何なのか。60〜70年代にベトナム反戦運動をしていた人たちに半世紀後のDD論者の主張を教えたらびっくり仰天するに違いない。
こんな指摘もある。
れいわ新選組のように、きちんと戦争を起こした側の責任を問うことをしない「戦争反対」のスローガンからは、第二次大戦前夜にフランスの政治学者が言った「戦争反対の宣伝は、それ自体戦争宣伝の一形態である」が想起される。
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2022年5月7日
「戦争反対の宣伝は、それ自体戦争宣伝の一形態である」か。なるほどと思わずにはいられない。