kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

山本太郎は9条改憲派

 安藤直樹氏のツイートより。

 

 

 

 論より証拠、上記リンク先にはっきり山本太郎自身が9条改憲派であることを明言している。但し、自民党の反動的改憲には反対であるとも言っている。

 これは立憲民主党前代表の枝野幸男と完全に同じ立場だ。2人とも保守政治家としての当たり前の立場だといえる。

 私は9条は変えるべきではないとの立場だが、天皇制に反対しているので1条を含む第1章等、天皇に関する規定は変えるべきだとの立場だ。しかし現時点での改憲自民党の意を受けた反動的なものにしかなりようがないため反対である。こういう立場からみると、山本や枝野とは改めるべきと考える条項が異なるだけで、将来的な改憲派であるという点では共通している。だから、私とは立場は違うが彼らの立場は尊重する。

 日本共産党だって歴史的に見ても現憲法に反対したところから始まっている。1970年代までは、たとえば民青で9条を「反動的条項」として教え込んでいたことを、少し前に松竹伸幸氏がブログ記事に書いていたと記憶する。

 問題は、山本太郎にシンパシーを抱いたり×××新選組を支持したりする「リベラル・左派」の中に、山本も×××も9条明文改憲に容認的であるという明白な事実から目を背けて、「立民の参院選候補予定者の誰それは9条改憲派だ」などと叫んだりしていることだ。

 私が思い出すのは、2009年に「喜八」と名乗るブロガーが「城内実さんは9条護憲派」と自らのブログに書いたことだ。この「喜八」とは実に珍妙な人で、自らは9条護憲派らしいのに、平沼赳夫(既に政界を引退)や城内実といった極右政治家ばかりを応援しつつ、「『右』も『左』もない、オレは『下』や」なるスローガンをブログ記事に掲げていた。

 要するに「喜八」は自らの願望を城内実に勝手に投影していたのだが、城内とて自らの「信念」をもって「自主憲法制定派」を自認する政治家だ。2008年11月11日にはとんでもないレイシズム全開の記事を公開している。確か "bakawashinanakyanaoranai" という文字列が含まれていたと記憶するのでネット検索をかけてみたらその通りで、もはやこの検索語では私が城内を非難したブログ記事も引っかからなくなっているが、もともとの「城内実ブログ」の記事は、現在も削除されずに残っていた。

 

www.m-kiuchi.com

 

 おお! かつて200件ついていた「はてなブックマーク」のうち173件は今も健在ではないか! 私がつけたブコメも「人気コメント」の末席を汚している。

 

◎ 政 治 ◎ 「国籍法」の改悪に反対する! ≪ 城内実のとことん信念ブログ

こんなひどい文章を書く政治家は見たこともない。二度と当選しないで欲しい。いや、視界から消えて欲しい。

2008/11/19 20:23

b.hatena.ne.jp

 

 しかし「喜八」の反応は違った。城内実さんが反対するのだから改正国籍法には問題があるのだろうとさらっと書いていた。城内が書き散らしたレイシズム全開の文章は見て見ぬふりをした。

 現在「立民の誰それは9条改憲派」だと宣伝するとともに、山本太郎を9条護憲派で、かつ×××新選組を護憲政党だと思い込んでいるヤマシン(「山本太郎信者」)や新選組支持者は、かつての「喜八」と同じ誤りを犯しているといえる。自らの願望を勝手に山本や新選組に投影しているのである。それでいて、山本が防衛費増強に容認的な発言をするとさっそくそれに追従する。要するに政策ではなく,自らが救世主と認定した人に盲従するのが彼らの基本的な姿勢なのだ。

 これこそもっとも有害なあり方だ。少なくとも政治を論じようとする人間がこんな態度であってはならないと私は思う。

 本件に関しては、悪いのは山本太郎よりも「信者」たちだ、といえる。