少し古いが、6月4日付サンスポの記事より。この記事に書かれた件については、少し前にコメント欄で教えていただいたので知っていた。
以下引用する。
山本太郎代表に聴衆から「日本のゼレンスキーになれ」 参院選れいわの総決起集会で
2022/06/04 20:09
参院選を直前に控えた４日、れいわ新選組はＪＲ池袋駅西口で「れいわ新選組総決起しまくり大会！」を開催した。東京選挙区で出馬予定の山本太郎代表のほか、比例のお笑いタレント、水道橋博士ら立候補予定者が集結した。
水道橋博士は岸田文雄内閣の支持率が最高水準になっていることに対して、「一人一人が小石になろう。波紋を呼ぼう」とれいわへの支持を訴えた。
山本氏がマイクを握っていると、「日本のゼレンスキーになれ！」と聴衆が声をかけた。最初はよく聞き取れず、けげんな顔つきで聞き直した山本氏は「怒られているのかと思いましたよ。ありがとうございます」と笑った。
また、お笑いタレントのぜんじろうが駆け付け、自民党などをチクリと批判するトークを披露する場面もあった。
（サンケイスポーツより）
出典：https://www.sanspo.com/article/20220604-5SGJ5NSPWJDHVBF3KQTKCUECCA/
記事には「最初はよく聞き取れず」などと書かれているが、山本太郎は聞き取れなかったのではなく、普段プーチンの擁護ばかりしていてゼレンスキーに対しては腐してばかりいる自らに対する皮肉ではないかと一瞬考えたものであることは明らかだろう。
この記事からわかることは、山本がプーチンの擁護ばかりしていることは以外と知られておらず、同じ芸能人からの転身という共通点から山本をゼレンスキーに重ね合わせている支持者が多数いるであろうということだ。
参院選東京選挙区では、なんと最後の6議席目をめぐって山本と維新の海老沢、それにファ□ストの会の荒木が熾烈な三つ巴を演じ、それに立民の松尾明弘が続く情勢だという自民党調査結果（5月現在の情勢だという）が流れている。もちろん未確認情報だが、自民党の調査結果はしばしば流出し、実際にそういう数字になっていることが大飯との感触を私は持っている。しかしそれは、自民党の党利党略を反映した数字であろうから（たとえば自民党候補に対しては引き締めのために厳しめの数字が出ているに違いない）、大手メディアと比較すると信頼性の点では大きく劣ると思われる。
しかし、その自民党の候補でも「自民2議席」となっているあたりを見ると、実際に自民の2議席はほぼ不可避ではないか。すると、残り1議席をめぐって組・維・ファ・立の4党の争いということになる。4人の中では山本がもっとも有利だというのも、大いにありそうな話だ。
このような情勢なら、特に立民の松尾候補陣営は選挙戦において各候補のウクライナ戦争に対するスタンスを厳しく突くべきであろう。この点で弱点を抱えているのは山本の他に、OBの橋下徹がプーチン寄りを隠せない維新の海老沢がいる。ファの荒木には落選してもらいたいところではあるが、荒木が山本や海老沢のウクライナ戦争へのスタンスを問うのも大いにありだろう。
また立民は、今回も大量得票が見込まれている蓮舫の票をできるだけ多く松尾に回して2議席獲得を目指すべきだろう。自民党調査によると、蓮舫が松尾の数倍の得票をするだろうと予測されている。
