kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「村神様」の言い出しっぺは誰か?

 このところ急に「村神様」なる文字列にお目にかかることが多くなった。プロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆が、まるで去年の今頃の大谷翔平みたいに本塁打を量産しているからだ。一昨日に広島・床田から放った逆転3ランは、先週同じ投手にやられたタイガースファンを「佐藤輝明ではあのようには打てない」と言わしめた。1985年のランディ・バースを思わせる打棒といえようか。「村神様」というあだ名は、1958年の「神様、仏様、稲尾様」をもじったものでもあるかもしれない。

 でも誰が言い出したんだろうか。ネット検索をかけてもわからなかったが、5月上旬に読売ファンが言っていたことは確かなようだ。

 

news.yahoo.co.jp

 

 以下引用する。

 

面白い!G党「村神様にふれるべからず」-「#プロ野球申し送り事項」カード替わりにSNSでファン交流

5/9(月) 20:19配信

 

 プロ野球の対戦カードが替わるごとに、ツイッター上では「#プロ野球申し送り事項」として各球団のファンが対戦チームの特徴を次カードのファンに伝える現象が起こっている。

 

 ユーモアを交えながら、8日までの3連戦でヤクルト・村上に満塁弾2発を浴びるなど3タテを食らった巨人ファンは「村神様にふれるべからず」「村上様をほかほかにしました」「敬遠すれば1点で済みます」とつぶやき、中日ファンへヤクルトの特徴を伝えている。

 

 一方の中日ファンは10日から阪神と対戦する広島ファンへ「中継ぎチャンスありません」「先発打てなかったらあきらめましょう」と5月に入り7試合無失点の阪神救援陣を示す情報を送っている。逆にDeNAファンは阪神ファンへ「ありとあらゆる打者を起こしてしまいました申し訳ございません」と8日の試合で今季最多となる21安打17得点のカープ打線を目覚めさせてしまい“謝罪”した。(後略)

 

出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/c7afa5eb283bec85d6b7978f746cfb77c9807226

 

 上記引用文中にある5月10日からの神宮での中日3連戦は、1戦目が1対0、2戦目が2対0で負けて1勝2敗だった。村上は3試合でシングルヒット1本を打っただけだった。ヤクルトの13カード連続勝ち越しは、その次のマツダスタジアムの広島戦を1勝1引き分けとしたところから始まった。11球団を総ナメしたが、広島以外とは1回ずつの対戦なのに広島とだけは3回当たって昨日までで計6勝1引き分けだ。カード通算でも3回戦から1引き分けを挟んで8連勝中。しかしその広島は阪神DeNA相手には計20勝1敗2引き分けと鬼のように強い。ところが交流戦では最下位で、中でもオリックスには2018年から4季続けて3タテを食い(2020年は交流戦の開催なし)、計12連敗を記録している。対戦相手別の成績がこんなに極端なチームも珍しいだろう。秋山翔吾の加入で流れが変わるかどうか。

 まあこういうお調子者的な成績はベンチに問題がある。シーズン終了後の佐々岡監督の更迭は不可避だろう。阪神の「予祝」矢野監督も同様だ。また、現役選手時代にはほとんどのシーズンでAクラスだった中日の立浪監督は、逆境で戦った経験の乏しさが不成績につながっているのではないか。この人には良からぬ噂があるために好感を持っていないので同情はしないけれども。それどころかヤクルトが中日に負け越しているのが癪の種だ。広島や阪神は監督が代わればヤクルトにとって大きな脅威になると思うが、2011年に落合監督を辞めさせた経緯に問題がある中日は、当分沈んだままなのではないだろうか。