kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

新自由主義の流れに対抗し、社会民主主義の流れを作ってそれを大きくしていくことが今後のリベラルにとっての最大の課題

 まことん氏(社会新報からのブロックは解除されたが当該機関紙は予定通り解約するとのこと)のツイートより。

 

 

 上記ツイートの認識はその通りだと思う。

 前段に書かれた右翼(極右)の衰退はすでに始まっているし今後も続くだろうから、その流れを阻止しようとする反動側の妄動をモグラ叩きするだけで良い。

 問題は後者だ。これが現在の政治状況で最大の問題であり、しかもそれは安倍晋三が殺されるずっと前から始まっていた。

 安倍に代表される復古的かつ強権的右翼の衰退は既に2020年の検察庁法改正の企みが阻止された時には目に見える形になっていた一方、新自由主義の波の再来は、2021年の衆院選で維新が躍進した時には誰の目にも明らかだった。それは前年の2020年に大阪府知事・吉村洋文が異常なまでの人気を得た頃には目に見える兆しとなって表れていた。

 前世紀末の発足時から新自由主義的傾向を強く持っていた立民は、泉健太の代表復帰によって新自由主義的傾向を強めた。この傾向は前代表の枝野幸男も持っていたが、2000〜10年代の反省からネオリベ色を大幅に後退させていた。ことに「希望の党」騒動のあとは、希望の党や維新との対抗上そうせざるを得なかった。泉健太はその流れを転換させて民主・民進への先祖返りを行いつつあると認められる。

 

 

 率直に申し上げて、上記ツイートの最後の文章には表現に大きな難があると思う。このような書き方ではなく、前記の(維新と泉立民の連携強化に象徴される)新自由主義の流れに対抗し、社会民主主義の流れを作ってそれを大きくしていくことが今後のリベラルにとっての最大の課題だ、と表現すべきだというのが私の意見。