まことん氏(社会新報からのブロックは解除されたが当該機関紙は予定通り解約するとのこと)のツイートより。
昨日、左派系運動家で電話で話した内容のまとめ。
— まことん┃人生毎日積立 (@makotonch) 2022年11月13日
・安倍氏の死去で政治の潮目は変化の兆し。統一教会問題、DHCを巡る動きなど、ウヨク系が後退しつつある顕れの一つでは。
・一方、規制改革によって日本社会の困難を解決しようとする動きは増す。立憲と維新の連携もそうした情勢で理解すべき。
上記ツイートの認識はその通りだと思う。
前段に書かれた右翼(極右)の衰退はすでに始まっているし今後も続くだろうから、その流れを阻止しようとする反動側の妄動をモグラ叩きするだけで良い。
問題は後者だ。これが現在の政治状況で最大の問題であり、しかもそれは安倍晋三が殺されるずっと前から始まっていた。
安倍に代表される復古的かつ強権的右翼の衰退は既に2020年の検察庁法改正の企みが阻止された時には目に見える形になっていた一方、新自由主義の波の再来は、2021年の衆院選で維新が躍進した時には誰の目にも明らかだった。それは前年の2020年に大阪府知事・吉村洋文が異常なまでの人気を得た頃には目に見える兆しとなって表れていた。
前世紀末の発足時から新自由主義的傾向を強く持っていた立民は、泉健太の代表復帰によって新自由主義的傾向を強めた。この傾向は前代表の枝野幸男も持っていたが、2000〜10年代の反省からネオリベ色を大幅に後退させていた。ことに「希望の党」騒動のあとは、希望の党や維新との対抗上そうせざるを得なかった。泉健太はその流れを転換させて民主・民進への先祖返りを行いつつあると認められる。
・枝野氏「消費増税間違い発言」は維新との関わり方を巡る、立憲内部の温度差の違いとみて取れるも、共産と距離を置くというのは立憲内のコンセンサスとみるべき。
— まことん┃人生毎日積立 (@makotonch) 2022年11月13日
・そんな中、リベラルが旧来の「反安倍」の延長線上の動きを展開たら、ガチウヨとともに、社会から相手にされなくなりつつあるのでは。
率直に申し上げて、上記ツイートの最後の文章には表現に大きな難があると思う。このような書き方ではなく、前記の(維新と泉立民の連携強化に象徴される)新自由主義の流れに対抗し、社会民主主義の流れを作ってそれを大きくしていくことが今後のリベラルにとっての最大の課題だ、と表現すべきだというのが私の意見。