kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

岸田文雄内閣支持率が大きく「反転下落」したようだが‥‥

 岸田文雄内閣の支持率が再び急落に転じた。

 三春充希氏のツイートより。

 

 

 私は上昇していた岸田内閣支持率は必ずや再び下落へと転じ、そうなったら今度はなかなか支持率は上がらないだろうとずっと書いてきた。それは現在の私が持つ日本社会観を反映している。

 一方、大濱崎卓真とかいう御用評論家は、少し前、内閣支持率が上げ止まった頃のヤフコメに、支持率は再び上昇するだろうなどと書いていたが、大濱崎の予想は外れつつある。ざまあみろ。

 支持率下落の原因は、間違いなく欠陥を抱えたマイナンバーカードのゴリ押しだろう。この件に限らず岸田内閣には世の中の流れを読む力に欠けていて、安倍晋三を思い出させるゴリ押しに走る傾向が強い。政権の基盤をガチガチに固めた安倍はそれでも通用したが(但しその代償として日本社会がガタガタになってしまった)、岸田ではそうはいかない。だから基本的に内閣支持率には上向きの力よりも下向きの力がかかることが多い。昨年はその下向きの力に安倍晋三暗殺後の統一教会問題が拍車をかけたが、今年の支持率回復はその反動が一時的に起きたタイミングで立民と共産がともに自滅したことで、予想もできなかった大きな支持率の反転上昇が起きた。

 しかしそれも一時的なものに過ぎなかった。今回の支持率反転下落はそれを明確に示していると思う。

 岸田文雄の選択はさらに難しくなった。とはいえ、今後支持率を上昇させる要素など何もないのだから、私が岸田だったら解散を断行するだろう。既にそれを織り込んだ形で各政党が候補予定者を発表したりしている。岸田本人がどういう決断を下すかはわからないが。

 しかし、今回の岸田内閣支持率下落が、予想される立民と共産の苦戦を好転させるほどのものにはならないだろう。

 両党はそれぞれ独自路線を突き進もうとしている。

 下記はまことん氏のツイート。

 

 

 この「自立」論とは、当初(自民党へのすり寄り路線や)維新との「共闘」を目指した立民の泉健太路線の破綻を糊塗するために編み出された屁理屈に過ぎない。泉を支持するインフルエンサーたちがそれをもっともらしく喧伝し、大勢に流される傾向がすっかり強くなった「メダカ」的なネットの立民支持層がそれに追随しているだけだと私はみている。従って、それが悲惨な選挙結果を招く可能性は極めて高いだろう。

 

 

 リンクされたハフポスト日本版掲載の中京大教授の分析には、元号新選組を「ポピュリスト政党」ではなく「野党」に数え入れているらしいことに強い疑問を持つが、一定の説得力はある。

 

 

 というより、立民の維新との「共闘」失敗を誤魔化そうとする強弁にしか見えないんだよね。

 

 

 筋論から言えば当然そうなる。しかし泉の本心が小沢一郎ばりの「大きな塊」論にある(小沢と泉の違いは「共闘に共産党を加えるか否か」のオプションにしかない)から、泉が並立制の見直しなど夢にも思っていないことは絶対に間違いない。

 

 

 個人的には菅直人はそろそろ引退しても良い頃だとずっと言っているのだが、どうやら菅は落選するまで立候補し続けるつもりのようだ。それより目を引いたのは西村智恵美が議席を得ている新潟1区に共産党が候補予定者を発表したことだ。

 これらの選挙区は、うがった見方をすれば共産が立民の非主流派に泉体制の打倒をけしかけているともとれる。しかし早期に衆院選があれば当然ながら共産党はこれらの候補者を立てることになるだろう。

 私は現在の立民・共産の執行部に対してともに強い批判を持っているので、両党の共闘はどうでも良い、それより早く執行部を刷新して、立民は現在の強い右バネから、共産は現在の過度の権威主義からそれぞれ脱してもらいたいと思うだけなので、これらの候補の擁立を咎めるつもりは全くない。もはやなるようにしかならないと匙を投げている。

 両党とも、厳しい現実に直面するまでは本当に「変わる」ことなどできないのだろう。