岸田文雄が本当に衆議院を解散するつもりかどうかについては「わからない」としか言いようがないが、仮に解散総選挙になれば立民・共産両党が非常に厳しい戦いを強いられることは間違いないと思われる。
目を引いたのは立民の衆院愛知10区総支部長・藤原規眞(のりまさ)氏のいくつかのツイートだ。ずいぶん冴えているなあと感心した。
> 組むとしたら、筆頭は菅義偉前首相でしょうね。
— 弁護士 藤原のりまさ(立憲民主党 一宮市 岩倉市) (@CDP_AICHI10) 2023年6月7日
> 萩生田さんは安倍政権の中枢におられて、僕らの目標になる人でした。
維新は、野党に非ず。https://t.co/rCwD3ethWa
まあこれは当然。注目されるのはそのあと。
国会内での取り組みとはいえ、なぜに維新の会との連携に「共闘」という言葉を使ったのだろう。数年来用いられた「共闘」という言葉の価値が減殺されただけではないのか。
— 弁護士 藤原のりまさ(立憲民主党 一宮市 岩倉市) (@CDP_AICHI10) 2023年6月7日
言葉を大事にしたいものだ。https://t.co/njAKaQTmmK
上記はどう見ても泉健太執行部に対する強烈な批判ツイートだろう。
> 関係者によると、「公募者のなかでも、Sランクの高い評価を得ている人材。(中略)」と高評価を得ているという。
— 弁護士 藤原のりまさ(立憲民主党 一宮市 岩倉市) (@CDP_AICHI10) 2023年6月8日
ランクがあったのか。2019年に公認が出た時、俺は何ランクだったんだろう?https://t.co/DW4DwtU3jQ
2019年はいざ知らず、泉執行部に代わっても藤原氏は早い段階で総支部長に就任している。氏は今年年初の泉健太の乃木神社初詣を批判するツイートを発していたし、泉の心証が良いはずはないのに何故だろうと思った。
その後、氏はさらに下記のツイートを発した。
好ましからざる言動とみるやすぐに懲罰で応じる。昔の体罰教師とどこが違うのか。
— 弁護士 藤原のりまさ(立憲民主党 一宮市 岩倉市) (@CDP_AICHI10) 2023年6月9日
これも山本太郎の懲罰動議の共同提出を決めた執行部への批判だろう。
有権者の目は厳しい。 https://t.co/bSY6swe0rO
— 弁護士 藤原のりまさ(立憲民主党 一宮市 岩倉市) (@CDP_AICHI10) 2023年6月10日
これはもうダメ押しだ。おそらく泉健太はこれらのツイートには怒り心頭だろう(笑)
この藤原氏、2000年衆院選大阪10区に当時社民党から立候補した辻元清美陣営にボランティアで入って支援したことがあるらしい。
21年前、私は自公連合候補に731票差で競り勝った。全国から集まったボランティアパワーが炸裂した選挙だった。若き日の藤原君もその一人。その後、苦労して弁護士に。そんな彼が次期総選挙、愛知10区から立候補。今度は私が応援して藤原君を当選させたいと思う。#愛知10区 #藤原のりまさ https://t.co/8auawV0ne9
— 辻󠄀元清美 (@tsujimotokiyomi) 2021年7月30日
なるほど、藤原氏は辻元清美系なのか。だからどう見ても主義主張や思想信条が泉健太とはかけ離れているのに早々と総支部長に再任されたのかと納得した。おそらく「辻元枠」なのだろう。
前回、そんな藤原氏が立候補した愛知10区に×××新選組は極右候補の安井美沙子(元希望の党;民主党時代には長島昭久系の「国軸の会」に所属)を立てたが、「保守ど真ん中」を自称する右翼の山本太郎はリベラルが大嫌いだからなんだろうなと思った。新選組も維新と同様、自民党の補完勢力だと私はみなしている。