kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト・石川雅規が西武打線を5回2/3無失点に抑え、昨日和田毅に並ばれた交流戦通算勝利数で再び単独首位に立つ28勝(通算185勝)。チームも最下位を脱出

 プロ野球ヤクルトスワローズに久々に朗報。

 今日(6/10)行われた西武ライオンズ戦に先発した石川雅規投手が西武打線を6回途中まで無失点に抑え、救援陣が後続を絶って石川が今季2勝目、交流戦通算で単独最多の28勝を記録した。石川は通算185勝。200勝は難しいかもしれないが、松岡弘が記録した191勝には届く可能性が出てきた。またチームも中日を抜いてセ・リーグ最下位を脱出した。

 交流戦最多勝は、昨夜読売に勝ったソフトバンク和田毅に並ばれたばかりだった。読売の負けは良かったものの、石川の最多勝の陥落の可能性が出てきたのが少し嫌だったので、西武打線を抑え込んでの再びの単独1位は喜ばしい。

 敵地での西武戦といえば思い出されるのが、2019年に7回まで無失点ながら梅野とマクガフで8回裏に5点を取られて逆転された試合だ。その試合は9回表に再逆転して勝ったが、走者一掃の二塁打を浴びたマクガフに勝ちがついたことには向っ腹を立てたほどで、こんな試合をしているようではどうしようもないと思った。この年もヤクルトは好スタートを切りながら5月末から6月1日まで大型の16連敗を喫して最下位に落ちるという今年と似たような戦いぶりだったが、あの試合で好投したイメージでも残っているのか、今日も石川は(失礼ながら)予想外の好投で、4年前とは違って勝ちがついた。

 今季はもうヤクルトの3連覇は事実上望めないから、石川の登板機会をもっと増やしても良いのではないか。せめて松岡の記録は抜いてもらいたいと思う。あとは奥川恭伸の復帰と先日の復帰戦で打たれた高橋奎二が調子を取り戻せば、来年につながる戦いができるかもしれない。

 なお交流戦は稀に見る大混戦で、どうやら2021年以降、パ・リーグというよりソフトバンクが弱くなっている影響が出ているようだ。交流戦2戦目にして10球団が1勝1敗で並んで2連敗のヤクルトが単独最下位になる珍事があったが、今日は両リーグ交流戦前首位の阪神とロッテが4勝6敗1引き分けで同率最下位に並び、首位に6球団が6勝5敗で並ぶというこれも大変な珍事となった。ヤクルトは5勝5敗で楽天と同率7位、西武と中日が5勝6敗で同率9位。ヤクルト対楽天の1試合が雨天中止で再来週に回されたため、両球団の試合消化数が他の10球団よりも1試合ずつ少なくなっている。