kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

三浦瑠麗氏に勝訴したテレ朝「社員弁護士」が独占告白「始まりは元妻・村上祐子さんとNHK記者との密会報道でした」(デイリー新潮, 3/28)/この件では三浦瑠麗側に立つ意見書を書いた木村草太も醜悪だった

 ずっと取り上げ損ねてきた三浦瑠麗関係の記事を遅ればせながら取り上げる。

 下記は「デイリー新潮」3月28日付記事。発信元がイマイチ信用に欠けるところが腰が重くなった大きな理由だ。

 

news.yahoo.co.jp

 

 以下引用する。

 

三浦瑠麗氏に勝訴したテレ朝「社員弁護士」が独占告白「始まりは元妻・村上祐子さんとNHK記者との密会報道でした」

3/28(火) 11:17配信

 

 国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)がTwitterに投稿した内容でプライバシーを侵害されたとテレビ朝日の社員が300万円の損害賠償を求めた訴訟で、3月22日、最高裁判所は三浦氏の上告を棄却した。これにより三浦氏が30万円をテレ朝社員に賠償する判決が確定した。原告の西脇亨輔さん(52)は、テレ朝法務部に勤務する現役の弁護士。自ら法廷に立って自分を弁護した。西脇氏が3年8カ月に及んだ闘いを振り返った。

 

始まりは元妻との離婚トラブル

 

「会社には相談せずに独断で裁判を起こしました。もちろん、上司にお知らせはしましたし、平日の深夜や土日・有給を使い、会社の仕事に影響が出ないようやってきたつもりです。それでも、社内で厳しい声もあったのは事実です。三浦さんは田原総一朗さんがかわいがっていた『朝まで生テレビ!』の常連メンバーでしたので……」

 

 戦い終えた男はしみじみと語り始めた。取材場所に持ってきてくれた裁判資料はゆうに1000ページを超える。西脇さんは平日、サラリーマンとして会社に勤務しながら、これをたった一人で書き上げたのである。

 

 そもそもの始まりは、西脇さんと元テレ朝アナウンサー・村上祐子氏との離婚トラブルであった。西脇さんは現在、法務部に所属しているが、アナウンサー採用での入局。朝の情報番組「やじうまプラス」での共演がきっかけで、2006年にアナウンス部の同僚で6つ後輩の村上氏と結婚した。だが、15年に村上氏が政治部へ異動した頃から夫婦関係が悪化する。

 

 村上氏が突然、「別れたい」と言って家を出ていってしまったのだ。納得いかなかった西脇さんは話し合いを求めたがもつれにもつれ、18年12月、離婚裁判に発展。なお、この裁判の弁護士も西脇さん自ら担当した。

 

離婚訴訟中に村上氏がNHK記者と同棲していた

 

 そんななか西脇さんは衝撃的なニュースを目にする。19年4月に「週刊ポスト」が村上氏とNHK政治部記者・A氏が同棲中であることをスクープしたのである。その時の衝撃を西脇さんは3年前、「デイリー新潮」のインタビューで次のように語っている。

 

〈記事を読み、文字通り、全身から血の気が引きました。手や足が驚くほど冷たくなって、目眩がするほどでした。それまで離婚の理由は『性格の不一致』だと思っていたのですが、Aさんとの関係があったのではないかという疑念が湧いてきたのです。私はお酒が弱いんですが、あの時は何をいくら飲んでも頭が冴え続けて、酔うことも寝ることも出来ませんでした〉

 

 記事を読んで湧いた怒り、悲しみが「法律家・西脇亨輔」に火をつけた。19年4月に慰謝料を求めてA氏を提訴。さらには同年10月、使用者責任があるとしてNHKまで訴えた。(A氏との裁判は20年に和解、NHK裁判は19年に棄却)

 

 その合間の19年7月に起こしたのが三浦氏との裁判だった。西脇さんが問題視したのは、ポスト報道について三浦氏が村上氏を擁護した下記のツイートだった。

 

 

 

 三浦氏は、村上氏がA氏と関係を持ったときにはすでに婚姻関係は破綻していたと断じ、不貞行為にはあたらないと庇ったのである。

 

 西脇さんは三浦氏を提訴した時の気持ちをこう振り返る。

 

「元妻の週刊誌報道の直後で熱くなっていたのは事実です。でも、とても難しい段階だった私たち夫婦の問題に土足で踏み入るツイートを、看過するわけにはいきませんでした。このツイートで私たちの離婚問題が訴訟に発展していることが初めて世間に知れわたることになり、見た瞬間、これはプライバシー侵害だと思いました。また、離婚訴訟を続けていることが元妻とNHK記者の『再スタート』の妨害であるかのような印象を与える内容であり、裁判では名誉毀損であるとも主張しました。三浦さんは『朝生』での共演で仲良くしていた元妻を庇おうとしただけだったのかもしれません。しかし夫婦の問題に横から入ってきて、人の気持ちをズタズタにする権限はないはずです。三浦さんは当時、フォロワー数が約18万人(現在は約40万人)もいた影響力のある文化人。一方、私は一介のサラリーマンで発信の場はありません。ここで泣き寝入りしたら、自分が壊れてしまうと感じました」

 

 それから西脇さんの3年8カ月に及ぶ孤独な闘いが始まった。この間に、村上氏との離婚は成立。西脇さんは二人で住んでいたマンションを売却し、学生が住むようなワンルームマンションに引っ越した。仕事から帰宅すると、自宅に籠ってひたすら準備書面を書き続けた。

 

(中略)

 

控訴審で“登場”した木村草太氏

 

「裁判書類での相手側の物の言い方も、闘志に火をつけました。ツイートは〈社会への問題提起をその趣旨とするものであり,これとは別に訴外西脇祐子の夫婦問題などという卑近な個人的問題についての意見を述べたものではない〉といった上から目線な主張。さらに〈原告は元アナウンサー職にあった者ではあるものの、現在はテレビ朝日内において法務部員として勤務するサラリーマンにすぎない〉と私を見下すような表現を用い、そんな人間の社会的な評価が下がることなどないとする主張もありました」

 

 三浦氏側についたメンバーが錚々たる言論人だったことにも燃えた。弁護士は橋下徹氏が代表を務める橋下綜合法律事務所に所属。さらに控訴審からは、報道ステーションでコメンテーターを担当していた憲法学者の木村草太氏まで意見書の提出というかたちで加わった。“コメンテーター連合”を結成し、西脇さんを“威圧”してきたのである。

 

 木村氏は11ページもの意見書を書いて三浦氏を擁護した。

 

〈民放アナウンサーの不貞行為やその態様が、国会議員の不貞行為などと同様に公共利害関連事実だとする場合、民放アナウンサーの配偶者は、その事実が公の議論の対象となることを甘受すべきことになる〉(意見書より)

 

「ただ、木村さんの意見書は穴だらけに見えました。最高裁判例に反していたり、木村さん自身の過去の著作と矛盾する点もあった。これは論破しなければいけないと、気合を入れて反論書を書き上げました」

 

やらなければならなかった

 

 結局、名誉毀損は認められなかったが、プライバシー侵害は認められ西脇さんは勝訴した。では、この闘いを経て得たものは何だったのか。

 

「自分で自分を弁護したので、弁護士費用はかかりません。裁判にかかった費用は印紙代とコピー代くらいで3万円弱。賠償金は30万円ですが年5分の利子がつくので、差し引いて32万円くらいですかね」

 

 ただ、お金が目的だったわけではないと語る。

 

「費やした時間は膨大で、時給にしたら数十円くらいになってしまいますしね。弁護士仲間からは『自分で自分の弁護などするものでない』と制止されました。 それは真っ当なアドバイスだったと思います。ただ、私は自分の手でこの闘いに決着をつけたかった。独りでどこまでできるのかという自分との闘いでもありました。Twitterで公に発信した先に、生身の人間がいることを分かってほしいと思いでした」

 

 やって良かったかという問いには、

「やらなければならなかったんです。しんどかったですがね。向こうの主張が膨大だったのでいちいち反論しなければならなくて……。ただ必死にもがいた分、弁護士としての力は少しだけついたと思います」

 

 と答えた西脇さん。この間、村上氏はA氏と再婚。その後、第一子を授かり新たな家庭を築いているが、西脇さんのプライベートはどうなのか。

 

一人でW杯を観戦しに行った

 

「さすがに彼女への未練は離婚の時点で整理できたつもりです。ただ、この3年8カ月頭の中には常に裁判があって、今もお一人様です。この5年くらいどこにも遊びに行くことはありませんでしたが、唯一あったイベントは、昨年11月、サッカーW杯日本-ドイツ戦のチケットを直前の追加席販売で買うことができて、急遽カタールに一人で弾丸ツアーをしたことですかね。試合には大興奮しましたが、その分、コンテナで作られた簡易宿泊所に戻った時に改めて一人きりが身に沁みました。現世での幸せはもう諦めています」

 

 では、これからどう生きていくのか。そう聞くと、西脇さんは一瞬、口ごもるのだった。

 

「確かにこの先、何をすればいいのか……。自分の尊厳のようなものを賭けた戦った後で、まだ頭が真っ白です。会社にも迷惑かけてしまい、サラリーマンとして褒められるものではないと自覚しています。もともと私は以前から弁護士会の国選弁護人の活動もしていましたので、会社の仕事を全うしながら、弁護士の公益活動など何かに今回の経験を生かしていければと思っています」

 

 悲しみの果てに見えた景色はどのようなものだったのか――。

 

デイリー新潮編集部

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/articles/cb5d80831a0bd3e1f698dbdcea3cfe0b3ac63de8

 

 私がこの記事を取り上げようと思った理由は、テレビ朝日社員の西脇亨輔氏(元アナウンサー)が三浦瑠麗を提訴したところ、橋下徹の法律事務所に所属する弁護士に加えて、よく報ステに出てくる憲法学者の木村草太までもが加わって、いわば「オールテレ朝」とでもいうべき布陣で西脇氏を威圧にかかってきた事実だ。

 橋下事務所所属の弁護士は論外だが、私は木村草太に対しても従来から良からぬ心証を持っていた。なぜなら木村氏は以前から橋下とのパイプを持っていたからだ。弊ブログの過去記事を調べてみると、下記こたつぬこ(木下ちがや)氏のツイートへのリンクが出てきた。

 

 

 弊ブログは上記ツイートへの批判的言及を含む下記記事を2018年11月に公開した。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 上記リンクの記事には木村草太に対する直接の批判は含まれてはいない。しかし木村草太は2015年の安保法案に関する衆院中央公聴会(同年7月13日)に維新の党推薦の憲法学者として出席して意見を述べたことがあった。木村氏は一応法案に反対する立場に立った弁論を行ったが、その時に氏に維新とのコネクションがあると知ってネガティブな心証を持った次第。

 

◆木村草太(維新推薦首都大学東京法学系准教授)「日本国憲法のもとでは、日本への武力攻撃の着手以外の武力行使違憲だ。「存立危機事態」の定義が漠然としており、不明確なゆえにそもそも 違憲憲法13条は個別的自衛権行使の根拠であり、自衛のためを超えるのは政府の越権行為としても違憲だ。政府に行政権や外交権はあるが、憲法に政府に軍事権を与える規定はない」

 

◆木村草太 「維新の党案の「武力攻撃危機事態」は武力攻撃がない段階での武力行使 なら違憲。他国への攻撃を自国への攻撃着手と解釈すれば合憲だが、75年10月29日の宮沢外相答弁のように、現行法でも武力攻撃事態と見なせる。維新の案は現行法の一部を確認する条項だが、政府案の内容を明確化する意義はある」

 

 その木村氏が、パイプのある橋下からかテレビ朝日からかいずれかの依頼を受けて三浦瑠麗側に立つ意見書を書いたものだろう。氏に対する私の心証はますます悪くなった。

 一方、西脇氏はプロ野球の(かつての)読売ジャイアンツか、はたまた(やはりかつての)福岡ダイエー転じて福岡ソフトバンクホークスかと思わせる敵の巨大戦力相手に一人で立ち向かってよく勝てたものだと感心した。

 この記事は、珍しくヤフコメに共感できるコメントが多かった。いくつか拾う。

 

hww*****3/28(火) 11:56

 

この方がアナウンサー時代を知っていますが、優しそうで、大変人が良さそうな人という印象です。

人が良い人というのは、本人にとって実は良いことではなく、いじめの対象になりやすいリスクがあります。

実際に他の出演者にからかわれていました。

特に当時、ニュースステーションで久米さんからいじめられていましたね(久米さん威張っていましたから)。

離婚や今回の訴訟の内容は興味がないためわかりませんが、個人的にはこの方が勝ってよかったと思っています。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16799722004196.bb85.00046

 

 私も2003〜06年頃にはテレビ朝日の「やじうまプラス」を系列局の瀬戸内海放送でよく見ていたので*1、西脇氏も元妻の人もおなじみだった。元妻の方も良さそうな感じの人だったが、見かけにはよらないものだなと、そこはいささか残念だ。

 

assam*****3/28(火) 12:27

 

物凄い強い人だな。テレ朝所属の社員なのに忖度せずに法的権利(プライバシー権)のために戦い抜いた。職場でも変な噂とか立ちそうだし気が休まるところがなかったかもしれない。しかも相手は勢いがあったころの三浦るり。木村そうたとか有名学者の意見書までついて形勢不利な中で勝訴だもんな。この人に法律相談する人が増えそうだな。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16799740727086.d371.00047

 

 三浦瑠麗、橋下徹法律事務所、木村草太、それに自らの勤務先であるテレビ朝日をまとめて倒したようなものだから大したものだ。

 

gen*****3/28(火) 12:04

 

金とコネをフル活用した三浦さんと、自身が弁護士となって裁判をやり通した西脇さんという対比が興味深い話。

アナウンサー時代はとても繊細な方という印象で、こういう人は一度没頭すると周りを気にせずとことんやるんだなと思った。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16799726849972.4f11.00040

 

 三浦を打倒したことは本当に大金星だったと思う。

 

ombus3/28(火) 18:21

 

西脇さんの行動は本当に称賛に値する。社会派弁護士としてぜひ独立していただきたい。応援するどころか邪魔してきた会社にこれ以上義理立てする必要はないでしょう。

 

ところで関係ないところで思わぬ知見を得ました。記事中の西脇さんの発言より。

 

「ただ、木村さんの意見書は穴だらけに見えました。最高裁判例に反していたり、木村さん自身の過去の著作と矛盾する点もあった。これは論破しなければいけないと、気合を入れて反論書を書き上げました」

 

木村草太氏は報ステ護憲派弁護士という立ち位置でさんざんコメントしてる方ですが、同業にこんなこと言われるレベルなんですね。仕事先のテレ朝から言われてホイホイ適当に意見書出すのも倫理的にどうかと思います。皆さん覚えておきましょう。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/profile/comments/16799953059390.28cf.00042

 

 木村氏については、さすがは維新とコネのあるだけのことはあるなと思った。見下げ果てた人物だ。

*1:確か勝谷誠彦がよく出ていた。奴のコメントを聞いて腹を立てるために見ていたようなものだった。