昨日は才木と吉村の先発だったから、阪神にも3タテを食ってスワローズ8連敗は不可避かと思ったら意外にも才木が不調だったためにスワローズが勝った。打たれた才木は二軍落ちらしい。
阪神の選手にもレジェンド監督の岡田彰布と合う合わないでもあるのか、昨年神宮ではめっぽう強かったサブマリンのエース青柳晃洋も出てこなかった。青柳も二軍落ちしているのかと思いきやそうではなく、次の甲子園での中日戦に先発するらしい。打線が弱い最下位中日に当てて調子を取り戻させようというつもりなのかもしれないが、チーム打率がその中日よりも低いのがヤクルトだ。それも飛び抜けて低く、12球団で唯一のチーム打率1割台。12球団最多の盗塁でそれを補おうとしているが、いくら盗塁してもヒットが出ないのだから走者を本塁に帰すことができない。
でも私は開幕前からずっと村上宗隆と山田哲人の不調を懸念していたから、開幕5連勝の方がむしろ意外だった。だから今の姿は昨年後半以降に見慣れたスワローズだとしか思えないのだが、阪神もまた岡田監督は前評判ほどではないのではないかという従来からの希望的観測が当たっていそうな状態だ。やはり今年は25年ぶりの「横浜優勝」が実現するのではないかと思う。開幕3連戦で阪神に3タテを食ったあとの逆襲は一昨年のヤクルトと同じで、浜スタでの9連勝は昨年の同16連勝を思い出させる。あの時は村神様が降臨中だったから8月下旬の浜スタ3連戦にヤクルトが全勝して引導を渡したが、今年はヤクルトが3タテを食った。
ところでヤクルトといえば神宮球場だが、神宮外苑の再開発構想は実に醜悪極まりないものらしくて、全体構想もトンデモだが新しい神宮球場も周囲をビルに取り囲まれたとんでもないものになるようだ。それでなくても東京五輪では資材置き場にされてスワローズがあの悪夢の東京ドームでホームゲームを戦わされた。日本シリーズまで東京ドームだったのだからどうしようもない。
以下、ロッシェル・カップ氏のツイートより。
3. スタジアムの改修が可能
— ロッシェル・カップ (@JICRochelle) 2023年4月30日
記事を書いた方は、神宮球場と秩父宮ラグビー場に「老朽化」という言葉を当てはめています。
この言葉は、何かを取り壊す口実が欲しいときに、開発者が好む言葉です。
神宮球場や秩父宮球場が、壊して建て直すのではなく、改修できない理由は全くありません。
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甲子園は、神宮球場よりも古い球場で改修に成功した例であり、モデルになり得るものです。
— ロッシェル・カップ (@JICRochelle) 2023年4月30日
アメリカのWrigley球場とFenway球場もそうです。https://t.co/hSn3tUMSIy
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甲子園は来年で開場100周年なんだよな。私が初めて甲子園に高校野球を見に行ったのは1971年だったから、その時点ではまだ半世紀経ってなかったことになる。昨日は大谷が滞空時間の長いホームランを打ったらしいが、滞空時間の長いホームランという言葉から反射的に連想するのは田淵幸一だったりする。子ども時代にサンテレビで見た画面が思い出される。打たれているのは堀内以下の読売の投手たちだった。
また、例の記事には「神宮球場や秩父ラグビー場は耐震問題などがある」と断定しているが、実は神宮球場は、2014~2016年に耐震補強されたばかりで、秩父ラグビー場もリノベーションすれば十分使用出来る状態です。https://t.co/KMkvxunFEs
— ロッシェル・カップ (@JICRochelle) 2023年4月30日
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それをなんで壊すんだよ。
思い出したが、東京都知事の小池百合子は兵庫県芦屋市の出身で熱烈な阪神ファンだ。耐震補強されたばかりの球場を壊して神宮外苑の樹木を伐採しまくる。その手口は大阪城周辺を「きれいにした」とか抜かしているらしい大阪維新の会とそっくりだ。ともに過激なネオリベ政治家あるいはネオリベ政治勢力。
都民にせよ府民にせよ、あんな奴らをいつまで支え続けるんだよ。