このところ「全力で自民党を守りに入っているなあ」という心証を読者に強く持たせる読売の記事より。
以下引用する。
高市早苗氏の勉強会に１３人出席…「現職閣僚として不適切だ」と見送った議員も
2023/11/15 21:11
自民党の高市経済安全保障相は１５日、国力増強をテーマにした勉強会「『日本のチカラ』研究会」を設立し、国会内で初会合を開いた。来年の党総裁選をにらんだ足場作りとの見方が出ている。内閣支持率が低迷する中での高市氏の動きには批判の声もある。
勉強会には、高市氏に加え、山田宏参院議員ら安倍派３人、麻生派２人、茂木、二階、森山各派の１人、無派閥４人の計１３人が出席した。議員連盟として今後も定期的に会合を開く予定だ。この日は、インテリジェンス（情報収集、分析）について有識者の講演を聞き、質疑を行った。
高市氏は総裁選について、「また戦わせていただく」と出馬に意欲を示している。無派閥の高市氏は党内基盤が弱く、勉強会を通じて党内保守派の支持を広げたいとの思惑が透けて見える。
高市氏は２０２１年の総裁選では安倍晋三・元首相の支援を受けた。安倍氏が死去したことで後ろ盾を失い、「焦りがあるのではないか」（中堅）との指摘もある。勉強会出席を呼びかけられた議員の一人は「現職閣僚として不適切だ」と参加を見送った。
（読売新聞オンラインより）
URL: https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231115-OYT1T50225/
これが某党だったら、高市早苗は分派認定を受けて除名されるかもしれない。そして主筆が若い頃に某党の構成員だった読売は、某党であれば執行部による分派認定をけしかけているかのような記事を書いた。これほど強烈な悪意をむき出しにした記事も珍しい。これには高市の側だけではなく、岸田文雄を頂点とする執行部側の焦りも合わせて感じさせる。攻める側も守る側も、肝心の国政の課題を解決できる政策など持ち合わせていないのだから、ひたすらチキンレースを続けるしか能がないわけだ。
記事についたブコメより。
高市早苗氏の勉強会に１３人出席…「現職閣僚として不適切だ」と見送った議員も
いかにもなメンツ揃い。選挙弱いメンバー（堀井学・山本左近・水田水脈・高木宏壽・鬼木誠など）や参院組が多く、弱者連合の匂いが漂う。この面々で「公安調査庁を強化し経済インテリジェンス組織に！」て言うのか。
2023/11/16 07:16
「選挙弱いメンバー」がイキった行動をとった例として直ちに思い出されるのが、2012年初めに当時政権与党だった民主党から集団離党した「新党きづな」の面々だ。彼らは泥船から逃げ出そうとしてそれよりもはるかに小さく弱々しい新党を立ち上げたが、当時弊ブログは彼らは全員が衆院選に落選するだろうと予想して、その予想は同年末に現実になった。彼らが落選した時に属していた政党は日本未来の党だった。もとはといえば「きづな」の連中が勝手に逃げ出したことは、彼らのボスだった小沢一郎が民主党内で多数派を形成する戦略を大きく狂わせた。その結果、小沢は集団離党をするしか打つ手がなくなってしまったのだ。「日本未来の党」で戦うことが不利な選択肢であることくらい小沢とて百も承知だったに違いないが、無能な元構成員たちに足を引っ張られた形だった。
いま高市早苗にやりたい放題を許せば、自民党も必ずや11〜12年前の民主党と同じように崩壊する。読売にはそのことがわかっているから、そうなることを阻止するために全力で高市を批判したのだろうと私は推測している。
高市早苗氏の勉強会に１３人出席…「現職閣僚として不適切だ」と見送った議員も
山田宏は納得感しかない。小野田美紀もやっぱり極右なんだな。極右でオタク、がオタク議員扱い(or自称)されるの正直勘弁してほしい / "「現職閣僚として不適切だ」と参加を見送った"
2023/11/16 07:47
小野田美紀ではなく小野田紀美。参議院岡山の悪名高い極右ですよ。なぜか岡山での人気はそれなりに高いらしいですけど。
高市早苗氏の勉強会に１３人出席…「現職閣僚として不適切だ」と見送った議員も
読売がこの記事を出すのは意外。安部派はオッケーだったのに。私からすると安部派も高市もあんまり違いが分からんし、現政権も杉田水脈とか飼ってるのになぁ。
2023/11/16 11:30
それだけ「自民党と一体になった読売」にとっては危機感が強いんでしょ。彼らの立場だったら当然ああ書くと私は思いますよ。
もちろん私は読売がまともなジャーナリズムであるとは全く認めてませんけど。
