kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

祝! 辛坊治郎降板。二度と戻らないで!!

 一昨日(2/26)をもって野村修也が報棄ての金曜日コメンテーターを退くと知って喜んだが、もっと良いことがあった。辛坊治郎の降板だ。辛坊は全国ネットの土曜朝の番組をはじめとして、大阪・読売テレビで司会していた、あの悪名高い日曜日の極右番組を含むすべての番組を降板し、2013年に死に損なったヨットでの太平洋横断に再チャレンジするらしい。そして土曜朝に辛坊がやっていた番組で3月からコメンテーターを務めるために野村修也が報棄てを「卒業」したといういきさつのようだ。これを機に、金曜日の報棄てが「報ステ」に戻ることを期待したい。

 下記は辛坊の降板を伝える「マイナビニュース」の記事へのリンク。

 

news.mynavi.jp

 

 上記記事で辛坊は、

「関西発唯一の報道番組なんです。東京だと“権力に近すぎる”ということがいろいろあるんですが、権力から500キロ離れてニュースを伝えられるこの番組はとても貴重で、担当させてもらってありがたかったです」

 などと抜かしているが、何言ってやがる!(怒)

 

 私は2010年頃まで、毎週この番組を見て辛坊のコメントを監視し、この日記で辛坊を叩くことを習慣としていた。いい加減面倒になって止めてしまったが、東京発の番組よりずっと権力(というか自民党や維新)に近いのがこの番組の特徴だった。

 やっとこさ辛坊が番組を去ってくれて、本当に良かった。最近、某都会保守(あるいは括弧付き「リベラル」)氏のブログが何度か辛坊のコメントを肯定的に紹介していたが、もうそんな不快なこともなくなるわけだ。

 最近では辛坊が京大の万年准教授・宮沢孝幸とつるんで新型コロナの矮小化に励んでいたのに猛烈に腹が立った。しかし、その辛坊がようやくテレビを去った。もしかしたら多くの地域では今日、例の極右番組で辛坊が司会する最後の回が放送されるのだろうか。11年前に東京に移住して以来見ることがなくなったが、あれは土曜朝の番組どころでない、極度に凶悪な番組だった。

 辛坊のヨットの再挑戦は、持ち前の「自己責任」精神で頑張ってもらいたい。そのためには、間違っても8年前のように節を曲げたりしないこと!

 今度こそ(中略)ばイイネ!

 二度と戻らないでもらいたい。テレビの画面には。

国内の新型コロナウイルス感染症週間新規陽性者数7,140人、死亡者数461人(2021/2/20-26)〜 新規陽性者数の減少率、やや持ち直して週間平均で23%

 国内の新型コロナウイルス感染症に「下げ止まり」が見られるかどうかが、首都圏1都3件を除いた2府4件の緊急事態宣言が明日(2/28)解除されることが決まった現在、多くの人々の関心事だろう。それを、大雑把ではあるが週間データで見てみたい。

 まず、NHKのデータ*1に基づく昨年10月以降の週間陽性者数及び死亡者数の線形グラフと、昨年3月以降の7日間平均の対数グラフを以下に示す。

 

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日本国内のCOVID-19の週間新規陽性者数と週間死亡者数 (2020/10/3-2021/2/26, NHK)

 

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国内のCOVID-19新規陽性者数及び死亡者数 (2020/3-2021/2, 7日間移動平均対数=NHK)

 

 グラフを見ると、いったん下げ止まったかに見えた新規陽性者数が、ここ数日再び減少の勢いを増したかに見える。ただそれが持続するかどうかはわからない。ましてや京阪神や名古屋、福岡などの都市圏で緊急事態宣言が解除される(但しその影響が出るのは少し先の話だろうが)。

 また、昨年春の第1波と比較して、死亡者数が減少する速度が遅いように思われるのは懸念される。昨年は6月に入る頃から死亡者数の減少速度が目立って加速したので、3月に入ったらそれが再現されれば良いのだが。

 新規陽性者数は6週連続で、死亡者数は3週連続でそれぞれ減少した。220日(土)から226日(金)までの1週間の新規陽性者数は7,140人(前週比23.0%減)、死亡者数は461人(同7.4%減)だった。前週比の新規陽性者数の減少率は先々週までずっと3割を超えていたが、先週は一気に19.8%にまで落ち込んだ。それが少し持ち直して23.0%になった。しかしまだ「前週比7割」にまでは戻っていない。ことに首都圏1都3件の「下げ止まり」がなお懸念される。

 死亡者数を新規陽性者数で割った値は6.46%で、前週の5.37%より大幅に上がった。2月に入ってからの「致死率」も、以前予想した通り5%を超えている(26日までで5.22%)。月間データは明後日公開の記事に示す予定。

やはり! 日本維新の会が田中孝博を「トカゲの尻尾切り」

 あまりにも予想通りの展開となった。大阪・毎日放送の報道より。

 

www.mbs.jp

 

 以下引用する。

 

【独自】リコール運動の事務局長務めた維新の元愛知県議が維新支部長を辞任

更新:2021/02/25 14:54

 

 愛知県の大村秀章知事へのリコール運動をめぐり、多くの署名が偽造された疑いのある問題で、リコールの会の事務局長を務めていた日本維新の会の田中孝博元愛知県議が、2月25日に維新の支部長の辞任届を提出しました。

 日本維新の会の関係者によりますと、「愛知100万人リコールの会」の事務局長を務めていた維新の衆議院愛知5区の支部長・田中孝博元愛知県議は、2月25日に「政治活動を続ける状態ではない」として、支部長の辞任届を提出して受理されたということです。

 この問題では、愛知県などが主催した美術展の展示内容をめぐり、医師の高須克弥氏や名古屋市河村たかし市長らが愛知県の大村秀章知事のリコール運動を展開しましたが、集まった43万5000人の署名の8割に当たる36万人余りが無効とわかり、地方自治法違反の疑いで愛知県警に告発されていました。

 田中氏は会見で「契約していません」などと明確に関与を否定していました。維新の幹部は「状況を見極めた上で今後の対応を考えたい」としています。

 

MBS NEWSより)

 

出典:https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210225/GE00037191.shtml

 

 あからさまな「トカゲの尻尾切り」だ。

 以下、はてなブックマークのコメントより。

 

【独自】リコール運動の事務局長務めた維新の元愛知県議が“維新支部長を辞任” | MBS 関西のニュース

悪いことをしていないはずなのに(また、維新は運動に関わっていないはずなのに)、役職を辞するのは不思議だなあ・・・/河村や高須の態度と比べるといくらか潔く見えるな

2021/02/25 15:17

b.hatena.ne.jp

 

 上記ブコメにある通り、河村、高須、それに松井・吉村以下維新の連中は、耐え難い腐臭を発している。

愛知県知事リコール偽造署名問題、愛知県警が容疑者不詳で強制捜査

 愛知県知事リコール偽造署名問題に大きな進展があった。愛知県警が名古屋市中川区役所などを強制捜査したのだ。以下朝日新聞デジタル記事の無料部分を引用する。

 

www.asahi.com

 

愛知リコール問題、容疑者不詳で強制捜査 署名偽造容疑

山下寛久

2021年2月24日 11時51分

 

 美容外科高須クリニック」の高須克弥院長らによる愛知県大村秀章知事へのリコール署名問題で、愛知県警は24日、地方自治法違反(署名偽造)の疑いで、署名簿が提出された県内の複数の自治体の選挙管理委員会に容疑者不詳で強制捜査に入った。署名簿を押収し、不正の実態解明を進める。

 署名の一部を佐賀県で多数のアルバイトが作成したなどとされる疑惑は刑事事件に発展した。関係者によると、容疑は、何者かが大村知事の解職を求める署名を偽造したというもの。名古屋市中川区役所には24日午前、県警の捜査員5人が入った。段ボール5箱に約1万8千筆が書かれた署名簿を詰め、押収した。

 県警はこれまで、リコール運動事務局の幹部から「代筆のための人を集めて」などという趣旨の発注を受けたとされる名古屋市の広告関連会社幹部から任意で事情聴取するなど、捜査を進めてきた。同社幹部は発注書を県警に提出したという。

 知事へのリコールは、国際芸術…

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASP2S3DMHP2SOIPE009.html

 

 同じく朝日新聞デジタルより。

 

www.asahi.com

 

リコール書き写し 事務局幹部が締め切り直前に発注か

村上友里、高絢実

2021年2月24日 20時20分

 

 大村秀章愛知県知事へのリコール署名の偽造容疑事件で、佐賀県内で署名を書き写すアルバイトの募集がかけられた時期が、昨年10月25日の署名集めの締め切り直前だったことがわかった。リコール運動事務局幹部から広告関連会社側に発注され、署名数を増やす目的だったとみられる。

 広告関連会社の関係者によると、事務局幹部個人から広告関連会社の屋号にあてた発注書の日付は、昨年10月20日前後。署名集めは大部分の自治体で同月25日に締め切られた。発注金額は数百万円で、追加募集もあったという。同社側は下請け会社を通じ、人材紹介会社にアルバイト募集を依頼したが、受注金額を大幅に超える金額を支払ったため約1千万円の赤字となったという。

 発注書には、「アルバイトが行う代筆」についての約束事も記されていたという。

 広告関連会社は24日、取材に「現段階でコメントを差し控える」、下請けの社長は「現時点では答えられない」と話した。発注書の存在について事務局幹部は取材に「事実無根」と否定している。(村上友里、高絢実)

 

朝日新聞デジタルより)

 

出典:https://www.asahi.com/articles/ASP2S6K23P2SOIPE019.html

 

 上記記事についた「はてなブックマーク」のコメントより。

 

リコール書き写し 事務局幹部が締め切り直前に発注か:朝日新聞デジタル

この件で朝日新聞が「事務局幹部」というときは、概ね事務局長、事務局次長、地区支部長、会計責任者のいずれかの含みです。公報の公知事実として、田中孝博さん、原邦芳さん、山田豪さん(、渡辺美智代さん)。

2021/02/24 22:52

b.hatena.ne.jp

 

リコール書き写し 事務局幹部が締め切り直前に発注か:朝日新聞デジタル

この「事務局幹部」と維新の会愛知5区支部長である田中孝博の関係が気になる。

2021/02/24 22:43

b.hatena.ne.jp

 

 田中孝博は次期衆院選日本維新の会愛知5区公認予定候補者だが、かつては地域政党減税日本」に属する愛知県議だった。2013年と2017年の県議選で連続して落選した後、維新に転じて衆院選候補になった。維新の人間であるとともに、名古屋市長・河村たかし直系の人間でもある。

 昨夜(2/24)のニュース(news23だったと思う)で、日本維新の会代表兼大阪市長松井一郎のコメントが流れていたが、松井は「トカゲの尻尾切り」をする気満々の様子だった。

「季節性第3波エピデミックの収束と新たな脅威の襲来。ワクチン戦略が遅れている日本が迎えるコロナ正念場」(牧田寛, ハーバー・ビジネス・オンライン)

 弊ブログにお寄せいただいた下記のコメントにて牧田寛氏(著述家・工学博士)の記事を知った。

 

 Gl17

https://hbol.jp/239753
こちらの分析によれば、季節性の第三波は終息しつつあるが、しかし既にもう変異株の拡大による第4波が立ち上がりつつあるとしていますね。

あとこれ、コロナ問題によく言及するおじま都議のツイート
https://twitter.com/ojimakohei/status/1363834540490285056

緊急宣言解除ムードに反応して都内の人出が急増しているとか。
行政の具体策がなくても自粛ムードでそれなりの効果が出るのは、裏返せば「もういいよ」と言った途端に台無しとなりかねない状況かと。

 

 牧田氏の記事へのリンクを改めて下記に示す。

 

hbol.jp

 

 記事には正直言って異論もあるが*1、同意できる部分も多々あった。たとえば下記の指摘は本当にその通りだと思う。以下引用する。

 

 本邦に有利となりますが、日韓台三カ国における第三波エピデミックの起点を10/1*として2/20迄の累計死亡者数の増加を評価すると次の様になります。有効数字は2桁です

 

日本 5900人/1.3億人

韓国 1100人/5.2千万人

台湾   2人/2.4千万人

 

 人口比で日本の人口1.3億人相当に補正すると、日本5900人、韓国2800人、台湾11人となります。台湾は桁違いに優秀ですが、本邦は、せめて韓国並みに防疫に成功していれば、9月以降に死んだ5900人のうち、53%にあたる3100人が死なずに済みました。これが第三波エピデミックにおいて「世界に誇る日本流コロナ対策」の真価です。

〈*現在筆者は、本邦において季節性第三波エピデミックSurge(秋の波)が始まったのは9月中旬と評価している〉

 

出典:https://hbol.jp/239753/3

 

 菅義偉の無策によって、死ななくても済んだ人たちの命が多く失われたというのは、弊ブログで繰り返し指摘してきたことだ。ことに昨年11月から12月にかけての菅の腰の重さは、文字通り「万死に値する」ものだった。しかし情けないことに、日本国民の多くは、緊急事態宣言の効果などで新規陽性者数が減っただけで、菅の失政を許してしまっている。ここまで権力者に甘く従順な日本国民のあり方には本当にうんざりさせられる。

 問題の第4波発生に関して、牧田氏は下記のように書いている。

 

 筆者は、前々回、前回と、第三波季節性エピデミックSurgeは3月末頃には収束すると予測してきましたが、一方で、感染力のたいへんに強い英国変異株の本邦への侵入と市中感染の拡大が見られ、制圧に失敗すれば2月中には英国変異株が支配的(Dominant)となり、非季節性第四波エピデミックSurgeとなることを指摘してきました。この場合、ワクチン接種の著しく遅れている本邦では、英国で11月中旬から12月に見られた巨大エピデミックSurgeを含めて警戒すべきと様々な場で警告してきています。

 

 厚労省の公開する変異株情報を有志が見やすくスプレッドシートにまとめたものを筆者は毎日見ていますが、統計と合わせて各種報道を見る限り、、既に本邦では2月初旬から英国変異株を支配株(ドミナント)とした非季節性第四波エピデミックSurgeが始まっており、季節性第三波エピデミックSurgeを現在置き換えつつあると筆者は結論しています。

 

 IHMEは、2/20更新の本邦COVID-19エピデミックの評価と予測において非季節性第四波エピデミックSurgeが既に支配的であると示し、筆者の考えと一致しています。

 

 

 昨日は火曜日だったので、毎週土曜日の公開している新型コロナの陽性者数と死亡者数の中間結果のデータ(中間結果)を確認した。その結果、先週確認された前週比の新規陽性者数の「下げ止まり」の程度がその後さらに悪化してはいないものの、前週比70%以下だったのが85%程度に弱まった状態で今週も推移している。たとえば昨日(2/23)の前週比新規陽性者数7日平均値は、1週間前(2/16)の84.8%だった。

 変異株によって第4波が立ち上がり始めているとまでは私には断言できないが、立ち上がってもおかしくないとは考えている。

*1:たとえば2月下旬に入って国内の死亡者数が下げ止まっているとの記述など。第1波の時と同様に緩やかに減少していると私は認識している。

アガサ・クリスティの『ミス・マープルと13の謎』(創元推理文庫)と『火曜クラブ』(ハヤカワ文庫)は同じ作品だが、創元推理文庫版の方が断然おすすめ。その理由は……

 読書ブログに下記記事を公開した。

 

kj-books-and-music.hatenablog.com