kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

橋本健二

橋本健二氏は「自民党は今後『新自由主義右翼』(=いわゆる『岩盤保守』)を切り離して『伝統保守』の立場をとるのではないか」と予測していたが外れた。今後どんな地獄絵図が繰り広げられるのか

橋本健二氏のリポストより。今年7月の参院選後の発信。 橋本健二『新しい階級社会』講談社現代新書。これは今年の新書大賞をとるのでは??資本家階級に多い排外主義的な「新自由主義右翼」の有権者が新興の参政党などに流れることで、今後の自民党は彼らを…

ジャパニーズMMT界隈こそ、本来13.2%しかいないはずの「新自由主義右翼」をのさばらせた元凶ではないか?

昨日もブログを休んだ。仕事云々もあるけれども今年は長い長い夏で体力と気力の問題が若干あって昨日の朝などは「今朝はブログ記事を書きたくない」という気分になってしまった。 自民党総裁選は午後に結果が出るらしくて、TBSの報道特集も開始時刻が前倒し…

「新自由主義右翼」(=「岩盤保守」)は、もともと少数派であるにもかかわらず自民党から身の丈以上の厚遇を受けてきた (橋本健二『新しい階級社会』より)

10月に入った。 21世紀の第1四半世紀の最後の四半期(3か月)になる。 思えば2001年の第2四半期に小泉純一郎が総理大臣になって悪逆非道な新自由主義政治をやった。小泉は国会の答弁で「格差の拡大は確認されていない」と繰り返していたが、政権最後の年の20…

石破政権、選挙に大敗でも支持率上昇 世論が自民党に送るメッセージ(朝日新聞デジタル有料記事(9/3)の無料プレゼント)

片岡正美氏のリポスト経由で南野森九大法学部教授(憲法学)の下記Xを知った。 橋本健二教授の分析「新自由主義右翼(排外主義・反多様性・反所得再分配)は投票率が高く活動も目立つため存在感が過大に映るが、全体のボリュームは少ない…自民の政治家は内部…

格差拡大を問題と受け止めた1958年の「経済白書」から約40年後、竹中平蔵が議論を主導した「経済政略会議」は格差拡大を正当化する答申を発表した 〜 橋本健二『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』より

橋本健二著『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』(河出新書,2020)を読み終えた。少し前のピケティを思い出させる本だが、本書が河出ブックスから最初に出たのは2009年で、ピケティよりも早い。経歴も、主流派経済学から始めたピケティとは対照的に、マルクス主義…

敗戦直後の労働組合では、ホワイトカラーがブルーカラーとの身分制度撤廃・賃金格差縮小に積極的に取り組んでいた

『中流崩壊』に続いて橋本健二の本を読んでいる。河出新書から今年初めに出た『〈格差〉と〈階級〉の戦後史』であって、これは2009年に河出ブックスから出版された『「格差」の戦後史』の増補改訂版とのことだ。 www.kawade.co.jp この本の第3章から第10章ま…

「敵」は少数派ながら影響力の強い「新自由主義右翼」だ

昨日(10/28)公開した下記記事に少し補足したい。 kojitaken.hatenablog.com それは早稲田大学教授・橋本健二氏が「格差が経済成長を押し下げる」と指摘していることだ。『中流崩壊』(朝日新書)に出てくる*1。 よく、不当にも片仮名6文字で表記されること…

「だから安倍・菅路線では日本は幸せになれない/橋本健二氏(早稲田大学人間科学学術院教授)」(videonews.com)

3日間更新を休んだ。仕事の都合もあったが、少し前に、緊急事態宣言入りの頃から激しく減退していた読書欲が突如復活し、本を読む時間が長くなってネットに割く時間が減った影響の方が大きい。本の種類はいろいろだが、直近で面白かったのは橋本健二の『中流…

参院選で山本党が伸びた理由と共産・立民両党がなすべきこと

今回の参院選で、山本党(元号党。この政党は一刻も早く党名から元号を外すべきだと思う)が票を集めた理由はあまりにも明らかだ。 かつての自民党は「国民政党」などといわれていたが、現在ではあからさまなエスタブリッシュメント層のための「階級政党」だ…

「大震災で『格差』を忘れた日本人〜いったい何が起こったのか」(橋本健二、現代ビジネス)

今日の一本はこれだ!と思った。昨日(3/11)付の記事なので1日遅れではあるけれど。著者の橋本健二教授はマルクス主義系の社会学者と記憶する。 大震災で「格差」を忘れた日本人~いったい何が起こったのか(橋本 健二) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)(2…