昨年の衆院選前に、毎日新聞の「えらぼーと」*1に対する各党候補者たちの回答を分析し、当ブログ及び『きまぐれな日々』*2の記事にしたことがある。
この時、自民党と一番政策的に近いのが、国民新党でもみんなの党でもなく平沼一派であることを明らかにする一方、社民党と共産党の政策にほとんど差がないことを示した。後者に関しては、社共は合流すべきなどとよけいなことを書いて、「最近の左翼(自分では左翼のつもりはないのだが)は共産党を知らない」などとの批判を最近に至るまで受けているが、私は単に「えらぼーと」への回答において両党の間にほとんど差がないことを示しただけである。いまや社民党は与党、共産党は野党に分かれて、両党関係者や支持者の感情的な距離はますます広がっているのではないかと思う。
で、この時のまとめに用いた資料を小出しにしていきたいと思うが、まずは「取り調べの可視化」に関する平沼一派の候補者16人(当選者3人、落選者13人)の回答を示す。
- 賛成(9人): 平沼赳夫、小泉龍司、真鍋健、宇佐美登、村岡敏秀、伊藤香織、植竹哲也、石原修三、三浦一水
- 反対(5人): 城内実、岡佑樹、升田世喜男、藤井陽光、三宅博
- 無回答他(2人): 長崎幸太郎、堺井裕貴
なんと16人中過半数の9人が賛成していた。結局反対が過半数なのは自民党だけで、その自民党でも45%が賛成派だ。
それにしても、昨日も書いたけれど城内実は反対。誰だ、城内実がリベラルだとか中道だとか言ってた人は。最近城内実に関してダンマリを決め込んでいるようだが、どうしたことか。