kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎強制起訴。「小沢政局」はもう止めてくれ

小沢一郎が強制起訴された。これから、また小沢一郎民主党内処遇をめぐって延々と同党内の抗争が続くと思うとうんざりする。

私は以前から、菅直人小沢一郎の双方とも、「小沢問題」を政争の具にしていることを批判しているが、総理大臣が菅直人である以上、より責任が重いのは菅直人であると考えている。しかし、民主党内に多大な影響力を持つ小沢一郎の責任もまた、過少には見積もれないと思う。

私は西松事件以来の一連の「小沢一郎 vs. 東京地検」の件では、東京地検側が無理筋の捜査をしたのであって、それが検察審査会の「起訴相当」の議決につながった。この議決が正当であるとは私は思っていないし、いまや「反小沢」の急先鋒となった朝日新聞でさえ、「有罪立証には困難も」との見出しをつけており、昨夜の報ステでは一色清もそれを認めていた。

問題は、小沢一郎が自らの問題を政争の具に利用していることだ。それがなければ当ブログもここまで小沢一郎を叩くことはなかっただろう。昨年の今頃には「小沢信者」呼ばわりされたことさえある。その後、昨年6月の民主党代表選で小沢派が新自由主義者樽床伸二を担ぎ、同9月の代表選では小沢一郎菅直人との違いを打ち出せず、代表選後には自らの問題を政争の具にするに及んで、小沢一郎に共感ないし同情する気持ちはこれっぽっちもなくなった。

もちろん菅直人も小沢問題を政争の具にしているから、泥沼の争いが続く。そのこと自体が「国民の生活が第一」に反している。菅直人に対しても、財政再建至上主義者(=新自由主義者)である与謝野馨を入閣させた時点で完全に見限ったが、それよりも何よりも、菅にも小沢にも「政策より政局が第一」の古い体質がしみついていて、ともに退場が求められる政治家であるとしかいいようがない。

とにかく、「小沢政局」はもうこれ以上見たくない。