kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

アホか千葉ロッテ「サブロー放出は誤りだった」

今年はプロ野球も「溶けていく」1年だったと思う。セントラルリーグ(読売リーグ)で、中日球団が落合博満監督を解任する一方で、3年前の監督就任以来一度も結果を出していない阪神真弓明信監督の留任が決定的であるなど、わけのわからない人事が横行している。昨日(10月1日)行なわれた阪神対中日戦の結果(阪神の1点差負け)を報じるスポーツ紙を見ていると、阪神の三塁コーチと三塁走者が、犠牲フライになるかどうか微妙な当たりでの本塁憤死の責任を押しつけ合うコメントを発している始末で、開幕前にダントツの優勝候補だった球団の姿とは到底思えない。案の定今日も「留任が決定的な」真弓明信率いる阪神は「解任が決まっている」落合博満率いる中日に惨敗した。

ひどいのは「二部リーグ」とも「読売リーグ」ともいわれるセントラルリーグだけではなく、パシフィックリーグも同じだ。下記の報道には心底腹が立った。


http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/pro/news/20111003k0000m050061000c.html

ロッテ:サブロー巨人移籍「判断間違えた」…オーナー代行


 ロッテの重光昭夫オーナー代行は2日、千葉市内の球団事務所で取材に応じ、6月にサブロー(現登録名・大村)を巨人に移籍させたトレードについて「生え抜きの選手会長でまずいんじゃないかと思ったが、編成の強い希望だった。今は(判断を)間違えたと思っている」と述べた。

 昨季はリーグ3位から日本シリーズを制覇したが、今季は既にBクラスが決定。「昨年、勝ったメンバーが残っていない、異常な状況」と編成を酷評したうえで「呼び戻せる人は呼び戻したい」との意向を示した。


毎日新聞 2011年10月2日 21時13分(最終更新 10月2日 21時56分)


重光昭夫世襲のロッテ創業者一族(在日韓国人二世)であり、オーナー代行ではあるものの実権は持っていないと思われるが、そういう人の方がプロフェッショナルのはずの球団フロントの面々よりまともな感覚を持っていると思えるところに救いのなさを感じる。今年の千葉ロッテは、日本シリーズを制した昨年とは打って変わってパシフィックリーグの最下位が確実だが、チームのオーナー代行からこんな発言が出るようでは、それもむべなるかなだ。


何より腹が立つのは、このトレードで千葉マリンスタジアムの売り物だった谷保恵美さんの「サブロ〜〜〜〜〜」コールが聞けなくなったことだ(痛恨! マリンスタジアムのアナウンス「サブロ〜〜〜〜〜」はもう聞けない - kojitakenの日記 を参照)。それでもサブロー改め大村三郎が読売で活躍していればまだ救いがあったが、読売戦の結果を伝えるスポーツニュースで大村の名前を耳にしたことは、移籍直後を除いて全くない。


論外の読売リーグばかりではなく、パシフィックリーグまでもがこのていたらくでは、日本プロ野球に未来はないとしか言いようがない。千葉ロッテはせめてもの罪滅ぼしに、読売にトレードしたサブローをオーナー代行の言葉通り呼び戻してほしい。