プロ野球は今日が最終戦。神宮球場のヤクルト対広島戦が両リーグでただ1試合残っていたが、9回一死までノーヒットノーランの前田健太を四巡目のヤクルト打線が捉えて2対1で逆転サヨナラ勝利を収めた。
へそ曲がりの私は、この試合に勝ったところで読売とのクライマックスシリーズに勝てる保証なんかないから、マエケンに記録を達成させてやれば良かったのにと思うが、そんな試合に限って勝つのがヤクルトなのかもしれない。
ところで、全日程を終了して、ヤクルトの全試合通算の得失点差はマイナス20だった。読売リーグ優勝の中日も通算得失点差はプラス9に過ぎない。読売リーグの他球団は、読売がプラス54、阪神がプラス39、広島がマイナス57、横浜がマイナス164（！）である。6球団の合計ではマイナス139となるが、これはもちろん交流戦の結果の反映であり、読売リーグ6球団は144試合で139点、つまり1試合平均約1点負けていたわけだ。リーグ間格差の大きさを示すとともに、読売リーグ内では読売と阪神がいかに効率の悪い戦いぶりだったかがよくわかるだろう。
この数字からもわかるように、地力ではヤクルトより読売の方が明らかに上だから、クライマックスシリーズ第1ステージの予想は悲観的なものにならざるを得ない。レギュラーシーズンでの対戦成績は全くあてにならない。結果が出るのはもうすぐ。
