kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎の詐術的な言論が相変わらずひどい

相変わらず小沢一郎がひどい。


「極論が国民を支配する時代が来る」小沢一郎氏が警告

―先日、共同通信で小沢さんが単独インタビューを受けられて、小沢さんが「消費税をこの時期に上げていいのか」という疑問を呈して、法案の採決のときに反対する意向を示唆したという風に報道されましたが、実際にはどうだったんでしょうか?


小沢氏:消費税そのもの、税制改革をしなきゃいけないということは、多分、私が一番最初に言ってたことなんですね。僕は(消費税)そのこと自体が悪いって言ってるんじゃないですよ。ただ、政権を交代するときに、今までのいろいろなシステムが金属疲労が来て、いろいろな矛盾が吹き出てるし、公正公平の観点からもいけないところは出てくるし、統治機構である行政を根本から変えなきゃいけない。そういうことを我々は主張したわけですね。


所得税と住民税を半減して消費税を大幅に増税することが、自民党時代の昔から変わらない小沢一郎の政策であることを再確認しておこう。

―政党不信が募ったときに非常に危険なことが起きる可能性があって、ある種の独裁的な右とか左とか全体主義がはびこる可能性がある。たとえば、民主もダメ、自民もダメ、既成政党は全部ダメってなったときに、大阪市長橋下徹さんとか、(都知事が参加すると言われている)石原新党であるとか、この辺の動きはどう見てますか?


小沢氏:国民の既成政党、そして政権交代を果たした民主党に対する不信感。それで、「橋下さんに期待せざるを得ない」という国民の気持ちの現われじゃないでしょうかね。かといって、じゃあ、橋下さんや、渡辺喜美さんの「みんなの党」が過半数を制するだけの国民の支持を得るかというと、そこまで行くかは分らない。そうするとさっきみたいに、小党分立のゴジャゴジャの状態になっちゃうと。その行き着く先は……という話になるんで、僕はそのことを非常に心配しています。


小沢は「小党分立のゴジャゴジャの状態になっちゃう」などとほざいているが、小選挙区制では選挙で小政党は淘汰され、民意としてはちょっと支持が多いだけの政党が圧倒的な議席数を獲得するのだ。それは2005年の「郵政総選挙」では自民党、2009年の「政権交代総選挙」では民主党だったが、次は橋下徹の「維新」政党かもしれない。「どこも過半数をとれない」のが問題なのではなく、「ちょっと追い風に乗っただけの政党が圧倒的な議席を獲得し、水ぶくれした無能な政治家が何の成果も上げられない」ことこそ問題なのだ。そんな状態は「独裁者」にとってだけ好都合で、国民にとっては最悪だ。

そして、そんな選挙制度を作り上げた原因は何か。小沢一郎自身がもっとも熱心な論者の一人として旗を振った90年代の「政治改革」である。「極論が国民を支配する時代がくる」って、そんなものは「わしが育てた」んじゃないのか、小沢一郎サンよ。あんたの議論は詐術そのものだよ。

自らの責任を棚に上げて好き勝手吼える老政治家ほど世に害毒を垂れ流す存在はない。