kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

共産党、国民の生活が第一、菅直人が相次いで宇都宮健児支持を表明

共産党都知事選で宇都宮健児を支持することを決めた。


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121119/elc12111918340075-n1.htm

宇都宮氏を共産が支持


 来月16日投開票の東京都知事選に無所属で出馬予定の前日弁連会長、宇都宮健児氏(65)と共産党志位和夫委員長が19日、党本部で会談し、同党が宇都宮氏を支持することが決まった。

MSN産経ニュース 2012.11.19 18:32)


社民党は既に宇都宮氏の支持を表明している。都知事選で社共が同じ候補者を推す*1のは1983年の松岡英夫*2以来となる。

また、小沢新党「国民の生活が第一」と民主党菅直人が相次いで宇都宮健児支持を表明した。


http://mainichi.jp/select/news/20121122k0000m010105000c.html

都知事選:生活が宇都宮氏の支持表明


 「国民の生活が第一」は21日、東京都知事選で前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(65)を支持すると発表した。既に支持を決めている共産党社民党との相乗りになる。

 宇都宮氏は無所属で出馬するが、脱原発格差是正などの政策に賛同する政党からは幅広く支持を受ける姿勢。「生活」は「10年後をめどに原発ゼロ」を主要政策に掲げている。共産党にとって、小沢一郎氏が代表を務める政党との共闘は異例だが、同党都議団の大山とも子幹事長は「都民本位で知事を選ぶのが本来の選挙のあり方。基本的政策で一致できる政党が協力するのはいいことだ」と話す。

 民主党菅直人前首相も同日、都内で開かれた脱原発基本法制定を目指す集会で「個人的にはしっかりと宇都宮さんを応援したい」と支援を明言した。【夫彰子】

毎日新聞 2012年11月21日 22時51分(最終更新 11月22日 01時11分)


小沢一郎については、昨日の記事 小沢一郎や橋下徹は「脱原発」の足手まといだ - kojitakenの日記

維新の会が猪瀬直樹を推す方針(石原慎太郎が合流した以上当然だろう)と報じられている現在、「来週までは維新との連携を模索する」つもりらしい小沢一郎が話を前に進めることはほとんど期待できない。

と書いたのだが、急転直下宇都宮支持を表明した。昨日は河村たかし減税日本が維新の怪との合流を断念すると報じられたことから憶測すると、小沢一郎も維新との連携を諦めたのではないかと勘繰ってしまう。

また、菅直人宇都宮健児支持を打ち出したあたりを見ると、どうやら民主党は自主投票らしいなと思ってしまう(追記:民主党は昨日(21日)自主投票を決めていました*3。コメント欄でid:pr3さんに教えていただきました。どうもありがとうございます)。

かくして、社民、共産、生活、それに菅直人宇都宮健児支持で足並みを揃えたが、宇都宮健児陣営が最初目指したのは「脱原発統一候補」とのことだから、ここは「別個に進んでともに撃つ」で良いだろう。宇都宮健児の名前が出た頃に、「小沢信者」が「過去に宇都宮健児民主党の某に政治献金をしていた」とか「宇都宮健児は(小沢信者で鳴らした)誰それの都知事選出馬を妨害しようとしている」などと騒ぎ立てていたような気もするが、それは水に流すことにしよう(笑)。

なお、東京都知事選は猪瀬直樹のほか松沢成文が出馬を表明しているが、松沢は昨年の都知事選で赤っ恥をかかされた石原慎太郎に弓を引くつもりと考えて間違いないだろう。ただ、東京都民の多数は猪瀬直樹を支持しているらしいとあちこちのメディアが報じている。まあ松沢にはせいぜい猪瀬の票の一部を食ってもらいたいと思うが、たいした得票はできまい。

*1:昔風の言い方をすれば「革新統一候補」

*2:松岡英夫は、毎日新聞政治部長論説委員、編集局次長を歴任し、1971年から『サンデー毎日』の「サンデー時評」を書いていた。昔は大新聞の幹部記者にも選挙で社共に推されるような政治記者がいた。今は毎日に限らず朝日の星浩だの曽我豪だのを思い浮かべても、間違ってもそんなスタンスの政治記者はいない。

*3:http://mainichi.jp/select/news/20121121mog00m010006000c.html