kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

輿石東が「朝日叩き」に同調、小沢一郎は沈黙を守る

3日ぶりの更新。14日朝から15日夜まではネットから離れ、15日の夜遅くなって「きまぐれな日々」のコメント承認などを行う。昨日(16日)は新聞休刊日にかこつけてこちらも勝手に休んだ。というか、正直言って少し疲れ(遊び疲れ)があった。

その間、きまぐれな日々 朝日・従軍慰安婦報道問題の「日本の常識は世界の非常識」(2014年8月25日)にいただいたコメントを1件誤消去してしまった。それにもすぐ対応する気力が起きなかったが、携帯にコメントが残っているので、それから復元する。コメント主は「飛び入りの凡人」さんだが、「あるゲーム板への投稿HNがそのまま残ってしまいました」(次のコメント*1より)。

http://caprice.blog63.fc2.com/blog-entry-1357.html#comment18211(注:誤消去したためリンクはたどれません)

 産経が輿石の談話を載せていますよ。これはそれを扱ったブログより。
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/konnoharuki/20140903-00038815/(引用者註:リンク先は今野晴貴氏が書いた「『ブラック企業』は人種差別か?」であり、コメント主さんの誤記と思われます)

 いやはや、元日教組の幹部もここまで堕ちたか。というか知識がないのでしょうね。
 朝日が訂正記事を出したところで、国際社会においては慰安婦の強制性については揺るぎもないこと。
 そもそも朝日の吉田証言の記事などほとんど影響などなかったということ。よって朝日の記事が元で日本の信用が失墜したというのはそれこそ捏造であり、早い話が朝日の責任に押し付けて歴史の事実を捻じ曲げたいだけだということ。
 普段は日教組出身議員・民主党議員ということで目の敵にしていたネトウヨからエールを送られているようです。あんな奴らから持ち上げられることの恥を知れ!
 輿石も今は朝日を叩くことがトレンドだと思い込んだのでしょうかね。

2014.09.16 00:09 ○○○○○○○

産経に載った輿石東の談話というのは下記だろう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140915/stt14091505000003-n1.htm

「ミスリードの責任、朝日どうする?」輿石東参院副議長

 参院輿石東副議長がこのほど、産経新聞のインタビューに応じた。現在は民主党会派を離脱中だが、古巣への苦言、激励とともに「自己反省」の言葉も。話題は朝日新聞問題、安倍晋三首相の政権運営、外交と多岐に渡った。そして、政権交代直前の「あの人」とのやりとりも…。

           ◇

 3年前(平成23年8月)に初めて産経新聞さんのインタビューを受けたときは、みんな「前代未聞だ」とびっくりした。(出身母体の)山梨県職員組合の関係者も地元支持者も民主党国会議員も、「いつも輿石さんや民主党を批判ばかりしている産経新聞の取材によく応じましたね」なんてね。今回も「また出た!」って驚くんじゃないか?

阿比留さんは元気かね…ちゃんと話できると思うんだけどなあ

 「レッテル主義」とか、「食わず嫌い」というのはよくない。産経は民主党批判だけだなどと決めつけるのはおかしい。産経は日本教職員組合日教組)をよく批判してくれるね。確かに日教組は「教え子を再び戦場に送らない」「日の丸・君が代は反対だ」と言った時代もあった。それが今でも続いていると思っているとしたら、ちょっと違うぞ。今の時代、イデオロギー闘争なんてしてたら誰もついてこない。少なくともこの30年余り、山梨県では卒業式で国旗掲揚や国歌斉唱に教師が反対したなんて聞いたことはない。

 (『民主党日教組』の著書もある産経新聞政治部編集委員の)阿比留瑠比さんは元気かね。彼とも会ってみれば、日教組の何が問題か、イメージと実態のどこが違うか、ちゃんと話ができると思うんだけどなあ。

 民主党幹事長や参院議員会長時代は、定例記者会見で、よくマスコミ報道に苦言を呈しました。「新聞は社会の木鐸(ぼくたく)」という言葉があるが、世の中を正しい方向に導くのが、本来あるべき姿でしょう。

 その社なり記者なりが意図的に、ある方向に持っていこうとして真実をゆがめて伝えることは、けしからん話だ。マスコミは真実を正確に早く伝えるのが使命でしょ。早いけれど間違った事実を伝えていたんじゃ、どうしようもない。

 朝日新聞は先日、東京電力福島第1原発事故をめぐる「吉田(昌郎所長)調書」と慰安婦問題の「吉田(清治)証言」の報道で間違いがあったと認め、社長さんが謝罪しましたね。遅きに失した感は否めないが、間違ったらすぐ謝罪する。これは子供でも分かる当然のことだ。もちろん世の中には謝って済む問題と済まない問題がありますがね。

 「2人の吉田氏」については、国際社会にあらぬ誤解が広まってしまった。自らの誤報で国内外の多くの人々をミスリードした責任を、朝日がどうやってとろうとするのか。そこに注目したい。

 参院副議長に就任して1年余りがたちました。民主党幹事長や参院議員会長のときに、まず党や組織は一つにまとまらなきゃだめだと考えた。顔合わせはできても、心合わせができないから、力合わせにならない。心合わせができればしめたもので、力合わせになる。

 ところが、どうもまだまだ民主党の現状は、顔合わせはできても心合わせは十分にできていない。いつまでたってもバラバラだなどのご批判をいただいています。これは僕のときもそうだった。今は民主党会派を離れた副議長だから、「評論家みたいなことを言って無責任じゃねえか」と言われるかもしれないが、ここまで民主党をつくってきたという自負も責任もある。党をまとめ切れなかった私の責任は免れませんし、大いに反省しています。

 それを棚にあげて何だ、といわれるかもしれませんが、民主党は3年3カ月、政権を担った責任があります。いい加減、内輪もめの状況から卒業しなければなりません。

推定無罪の原則があるだろう」と言った

 幹事長時代、結果的に小沢一郎さんたちは離れていった。でも、今でも小沢さん抜きの政権交代はなかったと思っている。小沢さんたちが離れていくというとき、「小沢さんたちがいなくなる民主党に明日はなくなる。だから排除の論理はダメだ」ということで当時の野田佳彦首相と小沢さんと3人で話し合った。

 消費税増税の問題で小沢さんは「マニフェストにうたってなかった。なんでやるんだ」と言った。野田さんは「消費税増税は選挙には不利なことは分かっている。しかし、これは歴史的課題で、財政がパンクしたら元も子もなくなる。だからあえてやる」と。批判を受けたり、犠牲も出たりするかもしれないが、「歴史的には評価される面もあるよな」と野田さんと私の2人で言ったこともある。その約束を自民党は守ってもらわなきゃ困る。

 小沢さんは「政治とカネ」の問題で裁判になった。小沢さんを除籍にするという話になったとき、当時参院議員会長だった僕は「だったら、オレのことを除籍しろ」と執行部に言った。除籍は党を離れるということだから、参院の代表がいなくなって大騒ぎになっただろう。結局、小沢さんは除籍ではなく党員資格停止の処分になった。

 あのときの執行部には、「推定無罪の原則があるだろう」とも言った。判決が出るまでは疑いがあっても犯人扱いしちゃいけない。裁判も終わらず、小沢さん自身が正当だと言っているのに、噂などで絶対クロだという雰囲気だった。小沢さんがいると民主党は政権がとれないという騒ぎになった。

 中国の言葉で、水を飲むときは井戸を掘った人のことも忘れないというのがある。そういうところが今の民主党に欠けているんじゃないかな。鳩山由紀夫さん、菅直人さん、小沢さんが民主党を立ち上げ、政権を取った。そのことを脇に置いて、邪魔だとか排除だという論理は通用しない。政治家以前に人間としてやるべきはないというのが私の信念だ。結局、小沢さんは無罪だった。過去のことを言っても仕方ないが、私はそう思う。

(以下略)

MSN産経ニュース 2014.9.15 05:00)

実は少し前から時々チェックしているのだが、小沢一郎は一連の「朝日新聞誤報』問題」について、私の知る限り何もコメントしていない。私の推測は、小沢としては「朝日叩き」を批判する言葉を発するのは人々の不興を買うだけだからやりたくないし、かといって「朝日叩き」に同調するのは小沢の政敵を利するだけだからこれもやりたくない。だから小沢は沈黙を守っているのに違いないということだ。そして、こういう小沢のような態度こそファシズムを助長するものだと私は思うのである。もちろんこの意見は、小沢がこの件に関して何か意見を言っていたことがわかれば撤回する。

余談だが、ここ数日の野党に関するニュースとして、民主党の執行部を刷新して、海江田万里がこれまでの政敵だった枝野幸男岡田克也福山哲郎らを執行部に取り込んだことと、みんなの党代表の浅尾慶一郎と同前代表の渡辺喜美が対立し、浅尾と渡辺はお互いに「党から出て行け」と言っているらしい件が報じられた。民主党では、近く発足するらしい「維新の」に行きたがっている前原誠司と岡田・枝野・福山らを切り離そうとする海江田の目論見が成功したものだろうし、みんなの党の再分裂の兆しは、かつて小沢一郎自由党が分裂して保守党(こんな政党はもはや誰も覚えていないだろう)が自公にくっついて「自公保」政権ができたことを思い出させる。かつて渡辺喜美の「個人商店」だったみんなの党も、看板まで乗っ取られて、渡辺喜美は今や「金と権力の亡者」としか思われていない。小沢一郎前原誠司ともども、「盛者必衰」の言葉が連想されるていたらくといえようか。