民進党と希望の党の統一会派結成構想の頓挫は、民進党の両院議員総会が始まる前の昨日(1/17)朝の時点で既に確実だったため、実際にお流れになってもニュースでもTwitterでもたいして話題にならなかった。
しかし、下記の某人のコメントには呆れ返った。
https://www.nikkansports.com/general/news/201801170000637.html
小沢氏「政治哲学が欠落」希望、民進統一会派断念に
[2018年1月17日21時15分]
自由党の小沢一郎共同代表は17日、共同通信のインタビューに応じ、希望の党と民進党による統一会派の結成断念について「何のために一緒になるのか、政治哲学が欠落していた」と指摘した。「国民のためにとの意識がなければ駄目で、支持率は下がる一方だ。どうして分からないのか」とも述べた。(共同)
(日刊スポーツより)
これほど絵に描いたような「お前が言うな」も滅多にあるまい。
昨年の衆院選前に、小沢一郎は前原誠司や小池百合子と組んで何をやろうとしていたというのか。
「政治哲学が欠落してい」るのはいったい誰なのか。
民進党(JNN調査で政党支持率1.2%)や希望の党(同0.6%)に国民のためにとの意識がないために支持率が下がっているのはその通りだが、その両党より政党支持率がさらに低い(同0.1%)のはどこの政党だろうか。その理由がどうして分からないのか。不思議でならない。
神子島慶洋氏が下記ツイートで言う通りだろう。
https://twitter.com/kgssazen/status/953627828083310594
まるで他人事のような口ぶりだが、そもそも前原氏に接近して民進党分裂のきっかけをつくったのは、小沢一郎だろう。しかも、希望から共産までの野党結集を目指し、「小池首相」を肯定する発言もあった。影響力の低下した小沢氏を、いつまでも持ち上げるべきではないと思う。