kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「小沢一郎氏に場所を与えてはならない」by 中島岳志/いきり立つ堀茂樹(笑)

 だいぶ前、2月1日のことだが、中島岳志が下記のツイートを発していたことを遅ればせながら知った。

 

 

 これは明らかに小沢一郎玉木雄一郎とつるんで橋下徹にラブコールを発したことを批判したものだ。2013年頃の中島岳志橋下徹のやり取りは私も覚えている。

 このツイートは正しい。中島岳志はたまに「王様は裸だ」と声を挙げることがある人で、そこだけは買っている(この人の「リベラル保守」の思想は買わないが)。以前にも、白井聡の『国体論』を

この構想は危ない。君民一体の国体によって、君側の奸を撃つという昭和維新のイマジネーションが投入されているからだ。

と的確に批判したことがあった(『文藝春秋』2018年7月号掲載の書評より)。もっとも、その直後の文章で

白井は、そんなことを百も承知で、この構想を投げかける。それだけ安倍政権への危機意識が大きいのだろう。白井は、そんなことを百も承知で、この構想を投げかける。それだけ安倍政権への危機意識が大きいのだろう。

 などと書いてせっかくの批判をオブラートに包んでしまうというわけのわからないこともやってしまう人でもあるのだが。

 とはいえ大物から批判を浴びせかけられた「小沢信者」たちがいきり立ったのは当然だった。以下上記ツイートへの反応をいくつか拾う。

 

 

 

 

 

 

 小沢一郎って逮捕されてたんだ。全然知らなかった(笑)というのはともかく、有象無象の「小沢信者」ばかりではなく、大物の「小沢信者」である堀茂樹まで参戦した、というか下記の堀のツイートを先に知ったのだったが。こちらは2月9日の発信。

 

 

 

 いや、これも中島岳志が正しいと思うけどね。検索語「小沢 ソンタクズ」でググると、民主党政権時代に私が書いた記事が引っかかる。そう、当時は「忖度」といえば「小沢一派」のことだったのだ。

 

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 堀茂樹は「こたつぬこ」(木下ちがや)氏にも噛みついた。

 

 

 

 しかし、小沢は本当に「政策抜きでとにかくまとまるべき」と言っていたのだった。

 

 

 もっとも小沢は2012年には「私の考えは橋下市長と同じだ」と口癖のように言っていたから、その小沢が今は「橋下氏の考えに賛同しているわけではない」と言っているということは、それだけ橋下との連携は難しいと認識しているとみてよいだろう。連携できると考えているなら小沢はもっともっと橋下を持ち上げまくるのではないか。なお、新自由主義という観点からは、小沢と橋下との距離はほとんどないと私は考えている。

 いずれにせよ、「リベラル・左派」界隈で小沢一郎批判がタブーでなくなりつつあることは、遅まきながらも一歩前進といったところか。