醍醐聡氏のツイート(5/18)が興味深い。
②通い合う「共感」が公共空間を支配している、そして、それを日本の民主主義の難点と語っているのが興味深い。
— 醍醐 聰 (@shichoshacommu2) May 18, 2019
たしかに、かつての左翼は原理を重んじ、思想の潔癖さを貴んだ。しかし、昨今の左派、リベラル派は柔軟さ、譲歩、寛大をひときわ重んじている。
③問題はこの「寛大」が、目前の共闘を妨げるという物言いで、不一致点の議論を封じ、「共感」をソフトに強制する力として、プラグマチックに用いられていることである。そして、人々はこうした共感に浸る心地よさを覚え、通称「著名人」の言動に群がるうちに、自分の言葉を見失っているように見える。
— 醍醐 聰 (@shichoshacommu2) May 18, 2019
(承前)感情化社会における「排除」は、ヘイトのように可視的ではなく、無視・居心地の悪さを蔓延させるやり方が特徴
— 醍醐 聰 (@shichoshacommu2) May 19, 2019
こうした「共感によるソフトな排除」の先にあるのは、共感圏のカルト化(別称「ムラ」社会化)
<柔軟><寛大>が無党派層にもそっぽを向かれるしっぺ返しを蒙ったのが大阪12区補選
「寛大」または「寛容」のはずが、「本気の野党共闘」という魔法の言葉によって「不寛容」あるいは「排除」という反対物に転化してしまったことの必然的帰結としての衆院大阪12区補選の結果は本当に衝撃的だった。
しかし、今なお共産党幹部たちは「本気の野党共闘」なる悪しきマジック・ワードに拘泥しているようだ。
大塚英志氏の『感情天皇論』か。最近はひところほどちくま新書の新刊に手を出さなくなったので買っていないが、買って読んでみるかな。
ちくま新書といえば、6月に三春充希(はる)氏の新刊も出るらしい。
「武器としての世論調査――社会をとらえ、未来を変える」 (ちくま新書)出版によせてhttps://t.co/qTFpXgzH5f
— 三春充希(はる)⭐武器としての世論調査 (@miraisyakai) May 9, 2019
6月上旬に本を出版します。1年と1か月の間、全力を投入して書きました。