昨日(5/25)、山本太郎関係のツイートを追っていたら、田中龍作の煽動に、一昨年3月には清水潔氏と掛け合いながら田中を馬鹿にしていた青木俊氏が乗せられていることを知った。
おーい、みなさ〜ん、立憲民主や連合を批判するのは、「リベラルの破壊に導く敵対行為」なんだそーです。
— 青木 俊 (@AokiTonko) May 25, 2019
黙って従えと。文句言う奴はデマゴーグだと。
怖い怖い。ソ連みたいだ。
私も立民や連合批判したから粛清されちゃうかも(笑)
リベラルじゃないねえ、この学者。 https://t.co/mA5whUZe0o
ここで青木氏が「この学者」と書いて批判しているのはこたつぬこ(木下ちがや)氏だ。木下氏のツイートを以下に引用する。
問題は、この山本太郎現象に寄生するデマゴーグの存在。この間、田中龍作のような人物が、山本太郎を持ち上げつつ、共産党や立憲民主、連合ら労働組合への不信感を煽っている。これは、山本太郎現象をリベラルの破壊に導くものであり、結果的に右翼の陣地を拡大する敵対行為にほかならない。 https://t.co/efyIsMCEmb
— こたつぬこ『「社会を変えよう」といわれたら』4/17発売 (@sangituyama) May 25, 2019
青木氏が2年前に田中龍作を批判していたことについては、この日記で好意的に取り上げたことがある。
下記は当時の青木氏のツイート。
へえええええ~、そんなことあるなら、自分で書けよ(笑) https://t.co/GJ80lHx2Br
— 青木 俊 (@AokiTonko) March 10, 2017
その青木氏が豹変し、一昨年とは別人のようなツイートを発信していたことには驚愕した。
田中龍作は、過去何度も悪質なデマを撒き散らした悪名高いデマゴーグであって、特に私が今でも許していないのは、2013年の参院選で三宅洋平が落選したのは比例代表制のせいだと言ってトンデモなブログ記事を書いたことだ。私は田中龍作を現代日本最悪のデマゴーグだとみなしている。
そんな田中龍作の妄言を、なんと醍醐聡氏までもがリツイートしている。
https://t.co/NmeBn36trj …(田中龍作ジャーナル)
— 醍醐 聰 (@shichoshacommu2) May 25, 2019
「共産党本部関係者は『ウチだけが消費税減税を掲げると浮くからね』と明かした。」
「共産党本部関係者は『立憲は3党合意があるから減税を言えないんだよ』と背景解説した。」
「立憲関係者は『言えても<凍結>まで』と苦り切った表情で語る。」
田中龍作のような悪質極まりないデマゴーグが書いた記事を、まともな論客であると私が評価し敬意を抱いているところの醍醐聡氏が引用することなど、本来あってはならないことだと思うが、おそらく醍醐氏は田中の正体をご存知ないのだろう。
非常に大きな危機感を抱いたので、急遽このエントリを立ち上げた次第。
私の立場は、今回に限っていえばこたつぬこ氏に理があるというものだ。こたつぬこ氏がブレーンを務める「野党共闘」は問題だらけであり、それについては私も連日のように批判しているが、田中龍作は「野党共闘」どころではなく、もっと根本的に危険な人間だ。たとえてみれば、立憲民主党と共産党を中心とした野党が戦前の政友会と民政党、田中龍作は2.26事件の青年将校などの「皇道派」にそれぞれ相当する。「統制派」(東条英機)に当たるのは言わずとしれた安倍晋三だ。