kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト、神戸で読売に連勝して首位/安倍政権の「GoToキャンペーン加速」に呆れる/大西恒樹擁護への傾斜を強めるヤマシン

 今朝は更新できなかった。およそ半年ぶりに松本清張の長篇にはまってしまったからだ。多くの喫茶店同様、図書館は閲覧席が半分しか使えなかったり、使えても利用は1時間程度にしろなどと言っているため、利用者は十分に戻っていないと思われるが、本の貸し出しはやっている。

 今日は更新をパスしても良いのだが、珍しくもヤクルトが読売に連勝して首位に立ったので、これを記録しないわけにはいかない。試合は読売主催だったが神戸で行われた。「移動を少なくする」ために、セ・リーグでは西日本(というより東海以西)での集中開催の時期に当てられているためだ。ヤクルトは名古屋で中日に2勝1引き分けのあと、読売戦を経て明日から甲子園で阪神と3連戦、読売は甲子園で雨天中止2試合のあと3戦目で阪神に負け、明日からはマツダスタジアムで広島と3連戦だが、それらの試合に挟まれた読売対ヤクルト戦が、両チームの移動を減らすために、東京ドームではなくかつてオリックスの本拠地だった神戸のほっともっとフィールド(かつてのグリーンスタジアム)で行われたのだった。昨日の試合は、6回裏に読売が同点に追いついたかと思われたところ、ヤクルト・高津監督のリクエストによってパーラが守備妨害を取られてダブルプレーで無得点となり、そのままヤクルトが逃げ切ったが、Twitterを見ると読売ファンが「誤審だ」と騒いでいた。かつては1990年の開幕戦で読売・篠塚利夫のファウルがホームランと判定されるなど*1、誤審は読売有利と相場が決まっていたが、そんな時代は読売・長嶋茂雄監督の退任とともに終わった。昨日の判定が誤審かどうかは知らないが、読売有利の判定もあれば読売不利の判定もあるということだろう。ただ、ヤクルトが1点差のリードを継投で守り切るのは珍しいかもしれない。もっとも、昨年も開幕1か月後くらいに一時首位に立ったが、翌月に16連敗して最下位に転落してそれっきりだった。とはいえ今回の3連戦は昨日の判定といい、読売のエース・菅野の先発予定だった初戦が雨で流れたりと、運に恵まれた。

 よろしくないのは新型コロナウイルス感染症で、今日は東京都の陽性者が昨日までの4日連続200人以上から一転して半分くらいの119人だったが、単に検査数が少なかっただけで、むしろその割には陽性者が多かったとさえいえるらしい。そんなタイミングで安倍政権は「GoToキャンペーンの前倒し」などと言っているのだから、かつて流行した「逆噴射」という言葉を思い出してしまった。実際には、5月中旬からの「経済最優先」という、経産省政権ならではの惰性力によってことが進んでいるだけだろうが。最近思うのだが、非常時には「惰性を止める」ことが強く求められるのに対し、保守政権はどうしても惰性力に流されがちだ。だから、「非常時には保守政権は役に立たない」という法則が成り立つのではないか。今にして思えば、1995年に村山政権だったことも2011年に菅政権だったことも、ともに不幸中の幸いだったかもしれない。私は菅政権は経済政策をはじめとしてほとんど評価しないが*2、東電に怒鳴り込んで福島第一原発からの撤退を許さなかった件や、経産省浜岡原発だけを停止させて(=浜岡をスケープゴートにして)原発再稼働を一気に進めようとして海江田万里を抱き込んだ時に、逆に浜岡原発停止を利用して脱原発の惰性力を作り、玄海原発の再稼働を認めず海江田を泣かせた件など、原発事故対応だけは一定の評価ができると考えている。小沢一郎*3や、ましてや安倍晋三ではそうはいかなかっただろう。この2人のどちらが当時の総理大臣であっても、今頃東京を含む東日本には人が住めなくなっていた。

 もっとも、逆噴射しつつ惰性に流されている点では、山本太郎一派とその支持者たちも安倍政権及びネトウヨとどっこいどっこいだ。山本は都知事選では10%強の得票率だったが、山本に投票した人の多くは大西恒樹の一件など知らないだろう。しかし、ネットのヤマシンの間では、一部に大西を批判する意見もあるものの、どう見ても大西擁護の声の方が目立つ。しかもその傾向が強まってきた。つける薬がない。

*1:ファウルが同点2ランに化けてしまい、試合は延長線の末に読売がサヨナラ勝ちした。

*2:東日本大震災が起きる直前に、それまでの菅政権の成果を「0点」と採点する記事をブログに公開したことがある。

*3:小沢が2011年の民主党代表選で「原発の守護神」海江田万里を担いだ時には開いた口がふさがらなかった。