これには私も笑った。
これわろた pic.twitter.com/H4N94DUzQm
— ♔ムハンマド♚@石油王同好会™ (@mhmd_oilmagnate) 2020年8月1日
特に福島県民が山口県を苦手にしているというのと、広島の周辺県が揃って広島県を苦手にしていることは、さもありなんと思った。後者について、私には岡山県民だった時期があるので、広島を嫌いまくっている岡山県民が少なくないことは事実として知っている。もっとも、岡山県内にも岡山市 vs. 倉敷市という「宿命のライバル」関係があるのだが。私は倉敷市民だったが、関西出身のため岡山対倉敷の敵対関係とは無縁だろうと思ったさる岡山市民の方に「他県の人間には、倉敷が岡山県の県庁所在地だと思われている」という被害妄想の愚痴を聞かされたことがある。私は心の中で、「違うよそれは。一番多いのは『倉敷って何県なの?』と言う人だよ」と思ったが、口には出さなかった。その同じ人が、広島の悪口も散々言っていて、岡山は広島と同じ中国地方ではなく、関西の仲間に入れてほしいとも言っていたのだった。実際、岡山にはカープファンよりタイガースのファンの方がよほど多く、私が一度倉敷マスカットスタジアムに見に行った広島対阪神戦は、広島の主催戦だったのにスタンドは阪神ファンが圧倒的多数を占め、タイガースの圧勝にご機嫌で「六甲颪」を歌う大勢のタイガースファンを目にした。2000年の話。その後カープはいつの頃からか阪神戦に限らず倉敷での主催戦をやらなくなった。なお、カープの人気が増してきた最近は、岡山でカープとタイガースのどちらのファンが多いかは知らない。首都圏では今やカープの人気がタイガースを凌ぐようになっており、神宮球場ではカープファンの方がタイガースファンより多い。今年のコロナにより変更になる前の日程では、タイガース戦はドラゴンズ戦ともども東京ドームに2カードが回されたが、カープ戦だけは全主催試合を神宮球場で行う予定が組まれていた*1。最近は読売もあまり人気がないので*2、カープ戦が神宮球場の最大のドル箱になっている。
プロ野球の話にそれてしまったが、「苦手な都道府県」の件に戻ると、どうしても近隣の自治体に対する苦手意識は生じる。私が神奈川県から岡山県に引っ越した早々、新聞の勧誘員(毎日新聞だった)から「岡山や倉敷は人情が薄い」という悪口を聞かされたことがあったが、話を聞くとこの人は鳥取県出身だった。実際、私の印象でも中四国では鳥取県、愛媛県、高知県に旅行者に親切な人が多いのに対し、私の居住経験がある岡山県及び香川県や、香川に隣接する徳島県はそれほどでもなかった*3。これを一言で言えば「田舎ほど人情が厚い」ということではないかと書くと、鳥取・愛媛・高知などの方々からお叱りを受けるのかもしれないが。もちろん岡山の方が東京や大阪などよりよほど人情が厚いことはいうまでもない。
ところで、一つだけどうしてもわからなかったのは、千葉県民が京都を苦手にしているらしいことだ。そんな話を聞いたことは一度もなかったので驚いた。
前記ツイートへの反応より。
千葉の京都苦手意識は船橋市が修学旅行出禁になっていて京都行かずに大人になった層が多いというのが強そうですね。https://t.co/ebzNndX0v5
— う (@umi_katori) 2020年8月2日
へえ、知らなかった。調べてみると、ここにエビデンスは示さないけれどもどうやら事実らしい。しかし、「修学旅行の出禁」って千葉県の一部に過ぎないんじゃないかという疑問は拭えない。
最後に、福島県民が山口県を苦手にするのは、いうまでもなく会津と長州の関係に起因するのだろうが、実は私にはここには書かないある理由によって、80年代から90年代にかけての一時期、会津を苦手にしていた時期があった。しかしそれも今は昔。今では「敵の敵は味方」の論理によって会津にシンパシーを抱いていることはいうまでもない。