寝る前に公開した世論調査の記事で、大事なことを書き忘れていた。
一時、立憲民主党の支持率に迫るかと思われた維新の支持率がここにきて急落し、下記三春充希氏のツイートに貼られたグラフを参照すると、最盛期の約5.6%から約3.4%へと、約2.2ポイントも支持率が下落している。この間立民の支持率も約1.2ポイント下落しているが、維新の下落幅の方が大きい。現在は、共産、公明、維新の3党の支持率が同じくらいだ。
政党支持率の平均(10%未満拡大)
— 三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) 2020年8月2日
8月1~2日に実施されたJNNの世論調査を反映しました。維新の支持率の急落が続いているとみられます。 pic.twitter.com/j14E7OjayN
おそらく、一時もてはやされた吉村洋文の「大阪モデル」や吉村府政が参考にした「K値」の評判が、大阪府での陽性者急増でメッキが剥がれた影響が大きいと思われる。
同じ三春氏のツイートに「競合野党数」という興味深い指標が示されている。
競合野党数
— 三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) 2020年8月2日
Laakso and Taageperaによる有効政党数を、「野党のみを対象に」「政党支持率で」計算したものです。選挙協力のある立憲・国民・共産・社民は合計し、計算上は1つの党として評価します。基本的に野党が割れているほど高くなります。維新の支持率急落に伴ってこの指標も落ちています。 pic.twitter.com/AQp5mLDDm9
7月初めには「競合野党数」は2.1だったが、1か月で1.8にまで落ちた。
「第3極」というと、私などは維新のほかに某新選組も想起するのだが、あの党の支持率はしれているので、これはやはり維新の支持率低下を反映したものだろう。
しかし、野党4党の支持率合計も伸びていない。
与野党の支持率
— 三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクト (@miraisyakai) 2020年8月2日
与党と野党の支持率をそれぞれ合計したものです。 pic.twitter.com/BeCt71Z2ND
いうまでもないが、上記のグラフには維新と新選組の両「ゆ」党は含まれない。
今のところ野党は自民や維新の支持率低下の受け皿にはなっていないようだ。もっとも無理にそれを狙って無用な右傾化をされてもたまったものではないが。