読売が日本シリーズに2年連続で4連敗した。総得点がソフトバンク26点、読売4点だったそうで、2005年の千葉ロッテ33点、阪神4点の「33-4」にあと7点に迫ったことが話題になった。
以下、上記リンク先から引用する。
26-4
Last-modified: 2020-11-26 (木) 07:30:40
2020年日本シリーズにおける、福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツのそれぞれの総得点数のこと。
概要
2年連続の4タテになっただけでなく、伝説の33-4に7点足りなかったとネタにされるほどの虐殺ぶりとして伝説を残した。
また、総得点4のうち3打点はシーズン途中にパ・リーグである楽天からトレードされたゼラス・ウィーラーが記録したこともネタにされ、かねてから言われていたパリーグとセリーグの戦力差が更に浮き彫りになる形となった。
なお余談だが、264=33×4+33×4である。
大まかな経緯
前年と同じ対戦カードになった2020年の日本シリーズ。 (中略)下馬評ではソフトバンク圧倒的優位と見られていた。
そして始まった日本シリーズ第一戦は、巨人のエース菅野智之が炎上。巨人打線も湿り、5-1で敗戦。
第二戦、原監督はシーズン中菅野に次ぐ勝ち星をあげた戸郷翔征ではなく、今村信貴を先発として起用。すると巨人投手陣が打ち込まれ、13-2で敗戦する。 この惨状を見たなんJ内外の野球ファンは、巨人が勝てるかどうかよりも「もしかしたらあの33-4を達成できるのではないか」のほうに興味がシフトしていき、Twitterには33-4達成までのスコアである「あと15-1」がトレンド入りする事態となる。さらに、『西日本スポーツ』『東京スポーツ』、そして何故か『WEDGE』のWeb版が相次いでネタにし、西スポ記事がYahoo!Japanのトップを飾ったために、なんJ・プロ野球板や5ちゃんねるを知らない層にまで33-4の名が知れ渡ることになった。
第三戦は巨人先発サンチェスが3回に中村晃の2ランホームランを被弾するも奮投し、ソフトバンクに追加点を与えない。しかし、打線がソフトバンク先発ムーアに7回ノーヒットに抑えられ、さらに巨人中継ぎ陣が炎上、9回2死で丸佳浩がソフトバンク3番手森唯斗からヒットを打ち継投ノーヒットノーランをなんとか阻止するのがやっとという有様で4-0で敗戦。この試合後には『日本経済新聞』も33-4をネタにし、今まで33-4に見て見ぬふりをしてきたマスコミ報道までも過熱していった。
第四戦は巨人先発畠世周、ソフトバンク先発和田毅という絶望的な組み合わせで33-4達成、あわよくば33-4越えも期待されたが、今度は和田が乱調を起こすアクシデントに見舞われた上、坂本のファインプレーなどもありソフトバンクは柳田悠岐、甲斐拓也のツーランホームラン2本の4点のみに終わった。が、対する巨人は1回表に和田から1点を先制した以降は点を取れず、結局4-1で敗戦してしまった。 なお、甲斐がホームランを放った際、Twitter上で「あと7点」がトレンド1位となったが、その際なんとデイリースポーツまで33-4をネタにしてしまった。
結果、巨人は日本シリーズ2年連続スイープ負けという屈辱的かつ不名誉な結果に終わり、その上この優勝を以って日本一回数がパリーグ36度、セリーグ35度となった為、実に丁度70年ぶりの勝ち越しを許す結果となってしまった。
出典:https://wikiwiki.jp/livejupiter/26-4
私は昨年に続いて1分たりとも日本シリーズの生中継を見なかったが、予想通り気の抜けたビールのようなつまらないシリーズだったようだ。象徴は第3戦の結果を報ステで確認した*1時に知った第4戦の読売の予告先発投手で、3連敗した読売の先発は当然菅野だろうと思っていたら畠だった。それを知った瞬間、そもそも原辰徳に戦闘意欲が欠けてるな、たぶん今年も4戦で決着がつくだろうと思った。
そもそも原がシリーズ開幕前に全試合DH制というソフトバンクの申し入れを受けたのも、当日記にいただいたコメントで指摘されていた通り、セ・リーグにDH制を導入するための布石だったと推測される。そして、それを実現するためには読売はむしろ惨敗した方が思い通りになる。だから八百長をしたとまでは言わないが、少なくとも戦闘意欲の点で読売は戦わずして負けていた。戦力的に劣る方が戦闘意欲でも劣っていたのだから、4連敗は当然の結果というほかない。
原(や読売球団)の意図通り、セ・リーグにDH制が導入されるかどうかは知らないが、私はDH制以前に、読売におんぶにだっこ状態からいつまで経っても脱却できないセ・リーグのあり方自体に根本的な問題があり、セ・リーグは解体すべきだと考えている。三地区制を伴う一リーグ制にする。その際にはもちろんDH制を導入する。地区制であれば、現在のようなコロナ禍でも異なる地区間の対戦を減らすことで移動を減らせるし、コロナ禍が収まれば異なる地区間の対戦を増やせば良い。
そして、現在までさんざん害毒を垂れ流してきた読売球団は廃止すべきだ。まあこれは極端な意見であって賛同する人はほとんどいないかもしれないが(笑)。
なお、読売も大恥をかいたが、その中でも丸佳宏は日本シリーズ12連敗、5年連続ポストシーズン4連敗(2017年のクライマックスシリーズを含む)などの数々の大記録を樹立した。しかし丸は、第3戦の9回表に「継投でのノーヒットノーラン」を阻止する安打を放つという余計なこともしてくれたのだった。
上記は中日スポーツの記事へのリンクであって、読売にリーグ戦で負けた中日の意趣返しは格好の良いものではない。しかしそれをいうなら、そういう劣ったリーグで5位に大差をつけられて2年連続最下位の球団はいったい何なんだ、ノンプロか高校野球と入れ替え戦をした方が良いのではないかと言われそうだ。
そういえば、今年の日本シリーズでバレンティンの出場機会はなかったらしい。バレンティンは2015年のリーグ優勝には全く貢献しなかったから、申し訳ないけれどもソフトバンクでの惨状を私は最初から予測していた。彼が60本塁打を打った2013年にもヤクルトは最下位だったのだ。
それにしても、今年で日本シリーズの勝敗がセパで逆転したとは知らなかった。以前にもこの日記に書いた記憶があるが、アメリカの(ワールドシリーズではなく)オールスター戦でもナショナル・リーグがアメリカン・リーグを圧倒していたが、アメリカン・リーグがDH制を導入して以降、アメリカン・リーグが勝つのが当たり前になり、大差をつけられた対戦成績を逆転している。
このことも、DH制を導入した方が導入しないよりもプレーのレベルを上げるという仮説の傍証になっている。従って、セ・リーグもDH制を導入すべきだという原辰徳の主張自体は正しいと私は考えている。両リーグの力の差は、特に2003年以降顕著で、同年から今年までの20年間でセが勝ったのは、2007年の中日、2009年と2012年の読売のわずか3回に過ぎない*2。2002年についていた11勝の差が、18年でひっくり返った。交流戦でも制度が始まった2005年から2019年までの15年間でセ・リーグは1勝14敗、現在10連敗中だ。
しかし、原が属している読売は、DH制導入の可否以前の邪悪な存在であり、読売球団の解散は必須だと強く信じる次第。また他のセ5球団も、せっかく始まった交流戦を核カード年間6試合から4試合、3試合と減らしていくなど、読売依存の体質から全く脱却できていない。それが現在の惨状を招いた。