前回、2017年の都議選の時にも、弊ブログは自民党の大敗を喜ぶのではなく、都民ファ□ストの会の大勝をネガティブに捉える記事を公開したが、そのような反応を示した反自公(当時は安倍晋三)政権の人間はほんの少数派だった。それは今回も同様で、本当に嫌になる。
私の感想に近いツイートを発信しているのは神子島慶洋氏だ。
武蔵野の五十嵐氏と中野の西沢氏がいきなり当確を決めたが、やはり立憲民主党と共産党で候補者の住み分けをした効果が出たのだろう。両党ともに「堅調」との見通しだが、その一方で「自公 vs 都ファ」の構図で報道するメディアもあり、都ファが踏みとどまりつつあることに、暗澹とした気分になる。
— 神子島慶洋⊿ (@kgssazen) 2021年7月4日
都ファが当初の予想よりも盛り返しつつあるのは、やはり麻生財務相の「自分でまいた種」発言が効いているのだろう。これで小池知事への同情票が集まった側面もあるのだろうし、相変わらずリベラルは小池氏に甘く、好意的にみる人すらいることに違和感を感じる。この党は絶対に信用できない。
— 神子島慶洋⊿ (@kgssazen) 2021年7月4日
私も、都民ファ□ストの会と小池百合子は絶対に信用できない。現に2017年には前原誠司とつるんで「希望の党騒動」を引き起こした。なお、この騒動には当初小沢一郎も関与したが、小沢の影響を嫌う小池によって切り捨てられた。
今回も、朝日新聞デジタルが下記の政局記事を公開した。有料なので最初の方しか読めないが、読みたくもないような観測が書かれていることは間違いないだろう。
「小×劇場」はもうこりごりだ。2005年も2017年も本当にろくでもなかった。
何より、二度の地方選で都ファが「第三極」として定着してしまうことの有害さは計り知れない。上記神子島氏の1件目のツイートに指摘された「『自公 vs 都ファ』の構図」になると、いわゆる「立憲野党」と呼ばれる立民・共産など「野党共闘」の政党は蚊帳の外になる。この構造の害毒がいかに深刻であるかは、大阪維新の党にすっかり牛耳られた大阪を思い出せばすぐにわかるはずなのだが。