私はいわゆる「中道右派」*1の動向には全く疎いので知らなかったが、国民民主党(民民)に関するこんなツイートがあった。
国民民主、「維新と立憲の橋渡し」とか言い出したのか。さすがに何を言っているのかわからない。どっちサイドから見てもマジで御免だろ。
— Keisuke Okutsu (@knockout_77) 2021年9月9日
本件に関しては裏がとれていないことをお断りしておく。
上記ツイートへの反応。
良いとこ取りしたい気持ちは理解できるが、相手が受け入れるだけのカードを持ち合わせてなければ相手にされないのは世の理ですわなぁ、ゲロゲロ🐸 https://t.co/gdzmvyYSC8
— ひっくりカエル (@OPgetwalkoffwin) 2021年9月10日
笑ってしまったのは、本件に関連して発されたと思われる下記ツイート。
RT>
— にこ( ´ω` ) (@nikoyky) 2021年9月9日
玉木雄一郎さん、「共産に傾斜する立民との共闘も自民との連携にも踏み切れない政治活動の現状を、取り敢えず意識高いツイートだけして誤魔化してみる」という現実逃避でしのいで来たものの、総選挙のリミットが近づいて錯乱してる様に見えるな…
錯乱する玉木w
ところで、柿沢未途が所属するのではないかと私がみている「上田新党」が本当に発足するのか微妙とのツイートもあった。
出たメディアは読売新聞の埼玉版、挙げられた選挙区が全て埼玉、そしてニュースが出たのが国民民主党が市民連合の協定に参加しないニュースが出た後、という事を考えないとねぇ、ゲロゲロ🐸 https://t.co/52J16flxf1
— ひっくりカエル (@OPgetwalkoffwin) 2021年9月10日
上記ツイートから引用されているツイートには日の丸アイコンがついているから右翼だろうが、見に行ったら「大学生」とのことで、河野太郎と大阪維新の会を応援している様子。さすがに河野と維新との親和性は抜群だ。
井上氏みたいに立憲との関係から連合や国民から表向きな支援が貰えない人とか柿沢氏みたいに自民と野党を天秤にかけてる人には魅力的かもしれないけど、ゲロゲロ🐸
— ひっくりカエル (@OPgetwalkoffwin) 2021年9月10日
井上という人は知らなかったが、旧希望の党比例復活組で民民に参加しなかった井上一徳(選挙区は京都5区)。東京ブロックで比例復活した柿沢未途(選挙区は東京15区)と同じ流れだ。しかし前回衆院選に自民党公認で当選した秋元司が実刑判決を受けたために自民党の候補が決まっていない。以前調べた時には、どっか西日本のブロックで比例当選した人をもってくる可能性が高いとのことだったが、その話は立ち消えになったのだろうか。そして何より、柿沢の自民党入りがあり得るのか!
確かに勝つためには手段を選ばない自民党ならやりかねない。柿沢はもともと無節操な人間だから、上田新党が成立困難とみれば平然と自民党から出馬するだろう。
今年の都議選で、4年前に落選した柿沢の妻・幸絵が立候補しなかったのは、おそらく下手に立候補したら夫・未途の選択の範囲を狭めてしまうからで、幸絵は未途の犠牲になったに違いないと私はにらんでいた。どうやらその通りだった可能性が高そうだ。
以下東京新聞より。
実刑判決 秋元議員の東京15区 迫る衆院選で注目区に 自民は検討中 野党系も準備
2021年9月8日 06時44分
カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、東京地裁が収賄罪などの実刑判決を言い渡した衆院議員秋元司被告(49)の選挙区・東京15区(江東区)。次期衆院選の構図はまだ固まっていないが、都内屈指の注目区となりそうだ。
自民党は都連が、離党した秋元被告に代わる候補者擁立を検討中。地元では都議らの名前が取り沙汰されているが、結論は出ていない。菅義偉首相の退陣表明などがあり、選挙日程が流動的な中で、都連関係者は「勝たなければ」と選考作業を急ぐ。
立憲民主党は共産党との野党共闘も視野に、現時点では擁立見送りの公算が大きくなっている。
共産党は新人の党地区委員長小堤東さん(32)を立てる予定で、日本維新の会は元大手製菓会社員の金澤結衣さん(30)が挑む。
一方、前回は希望の党(当時)から出馬し、比例代表で復活当選した柿沢未途議員(50)が、今回は無所属で五選を目指す。自民党衆院議員でもあった父の故弘治さんの代からの根強い支持層を基盤にする。
ある陣営関係者は秋元被告について「仮に出馬しても有権者は厳しい判断をするだろう。15区では政治とカネの問題もあらためて焦点になる」と話した。別の陣営スタッフは「カネの問題もあるが、今は新型コロナが最大の課題。責務を全うできるかどうかが問われる」との見方を示した。(原昌志、土門哲雄)
(東京新聞より)
この選挙区は前回まで共産党が冴えないベテラン候補を立てていた。それが今回は若手の候補を立てる。だから立民は候補を立てない。共産党候補が「野党共闘」候補になる。また、柿沢が移籍するのではないかと警戒していた維新からはやはり若手の女性候補が出る。しめしめ、柿沢は無所属で出るしかなかろうと思っていたが、自民党から出る手があったか!
コロナ禍でさんざん自民党が評判を落としたので、仮に上田新党が発足するなら柿沢はそちらを選ぶと思うが、新党の発足に失敗すれば柿沢が自民党から出てしまう可能性が高い。この場合、選挙区で柿沢が圧勝するであろうことは目に見えている。
この事態だけは避けたい。みすみす自民党に1議席をやってしまうことになるからだ。ここは、是非とも「上田新党」に発足してもらいたい。もちろん支持などは全くできないけれども。
「容共」ではないかとも囁かれる「上田新党」によって、民民がさらに右に尖鋭化する醜態を見てみたいという野次馬根性も、正直言ってある(笑)