新型コロナウイルス感染症は日本国内では第5波の減衰が続き、まだ第6波が立ち上がる気配は見られないが、そうなるとこういうことを言い出す人が現れる。
このまま上手く行けば、5年後絶対に評価されると思う。政治家として今以上とかではなく、最大の危機を乗り越えた名宰相として、評価されて欲しい。野球で言うたらホールド王みたいなね、先発でもなく、抑えでもなかったけど、勝利の方程式の一角を担ったと思う…というかそうなって欲しいな、このまま https://t.co/SC4dPWtXzd
— アマジャーナル@ドスベり坂46 (@amajaamajaaanal) 2021年10月18日
このツイート主の言う「5年後」の人々が読む「新型コロナの記録」には、果たして新型コロナの感染が拡大していた時に「GoToキャンペーン」を強行したり、緊急時代宣言をなかなか出さずに大晦日に記者会見に追い込まれたり、前年以上の観戦急拡大が懸念されている時に東京五輪開催を強行した宰相に関して、それらの事実をすっ飛ばしてワクチンを確保して接種を進めたことだけが書き残されているとでも思っているのだろうか。なおワクチンに関しては、日本は他国より遅いという批判があった一方、本来感染がもっと深刻な国々に優先して供給されるべき分まで日本が強引にぶんどったとの批判もあった。私はワクチンに関しては菅義偉は宰相としてやるべきことを粛々とやったとみなして価値中立的だ。しかしそのワクチンに関しても、菅が積極的になった動機は明らかに東京五輪の開催を強行することだったので、そこには強く引っ掛かる。また、GoToや昨年末から今年初めにかけての緊急事態宣言発出遅れ、東京五輪の開催強行などは、後世の歴史家にネガティブな評価を下されて当然だと考えている。
蛇足だが「勝利の方程式」という言葉にも引っ掛かる。誰が言い出したんだっけ、あの言葉。
上記ツイートとは対照的な下記ツイートに、私は軍配を上げる。
消費税上げて社会保障に使うという約束を破っても、大した補償なしに飲食店をターゲットにしても、100年に1度のパンデミックで科学を無視して検査を絞り病院が溢れて患者を自宅放棄して五輪やっても自公政権が揺らぐ気配が全くないので、そりゃ与党は棄民政策取るよな。棄民してデメリットないもん。
— kazukazu88 (@kazukazu881) 2021年10月17日
そうだよなあ。
私は「勝利の方程式」なんかじゃなく「負けに不思議な負けなし」という言葉を思い出す。今日からスワローズがそれをやらなきゃ良いんだけど、まあ勝負は時の運だ。
プロ野球だとどっちが勝っても負けた方は諦めるしかないが(もっとも相手が読売だとそうは割り切れないけど)選挙はそうはいかない。棄民政策を積極的にか消極的にかはともかく受け入れてしまった結果が、東京大空襲であり広島や長崎への原爆投下だった。
今の自民党は、それぞれの職種や階級の利害を代表する議会の機能が停止して、日本の未来も衰退するだろうというニヒリズムが常態化して、食えるものが残っているうちに食い尽くしてやろうという腐敗に群がる利権グループと日本を乗っ取ろうとする極右宗教カルトに支えられるキメラ状態だからな。
— kazukazu88 (@kazukazu881) 2021年10月17日
そういうことだ。
おまけ。
これさー、日本維新の会…
— 🐾かおりん🐾#ビバ🎵メヒコ😆🎶✨ (@1r13ReTrrHBCJuF) 2021年10月16日
なんだったら⭕になんの? pic.twitter.com/l6Fz8usHCH
あの自公でさえ肯定する医療スタッフの待遇改善にまで反対する維新。下には下があるってことか。