朝日新聞のボートマッチもやってみた。
こちらでは、なんと、というかあるいは予想の範囲内かもしれないが、某組との一致率が81%でトップ、次いで立民・共産と76%、社民と75%だった。以下民民66%、公明62%、自民49%、維新48%。
これは、私がコロナ禍の現在においては財政赤字を気にせずに積極財政を行えという立場に立っているためであろう。某組のこの主張は決して間違っていないと思う。同組の問題点は、党首が党運営で独裁制を敷いたり党名に元号を冠したりしているところにある。また、同組の消費税廃止を含む主張が「減税真理教」を含み得るものになっていて、それとは私は相容れない。しかし、これらの点は設問に反映されていない。
蛇足だが、財政政策に関する私と朝日新聞の社論との一致率は非常に低いと思われる。
朝日の設問で問題だと思ったのは問14だ。下記の設問になっている。
A. 社会的格差が多少あっても、いまは経済競争力の向上を優先すべきだ
B. 経済競争力を多少犠牲にしても、いまは社会的格差の是正を優先すべきだ
なんで格差と経済競争力がトレードオフにされてるんだよ。
格差が大きすぎるために、低所得層が消費できないことが競争力低下の原因になっているという視点が完全に抜け落ちている。
こういう視点がないから、某組との一致率がもっとも高くなった可能性がある。
また、立民に根強くある財政均衡論的姿勢に私は大反対なのだが、それも結果に反映されていない。
毎日の「えらぼーと」よりは多少マシかもしれないと最初は思ったが、経済に関する設問からおかしくなった。あと朝日はコロナを軽視している。
朝日新聞デジタルに登録していなければ選挙区の候補者との一致率が表示されないのもマイナスだ。
結論としては、朝日も毎日もともに赤点といったところ。朝日の方も特に試してみる価値は認められない。