kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「政党別・優勢順に小選挙区を並べ替えた結果」(三春充希氏)に見る、私的「注目選挙区」の情勢

 衆院選の投票が行われているが、メディアの情勢報道を優勢順に並べ替えた一覧表を三春充希氏が公開している。

 

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 東京15区の井戸正枝候補は、名前が先に報じられたのは毎日新聞だけだった。また、28日に安倍晋三が応援に入った極右の今村洋史はかなり情勢が悪い。長年この選挙区で活動してきた柿沢未途の土台(亡父の分も含む)が物を言っている可能性がある。

 注目の東京8区は、時事通信のみ吉田晴美の名前を後に出した。他は吉田の名前が先で、読売の終盤調査では吉田が「抜け出しつつある」とした。

 立民の枝野幸男小沢一郎の弱さ比べは、終盤に読売が岩手3区を「接戦」と報じたことで、おそらく順位が入れ替わったのであろう。ただ総合的には両者の弱さは同程度のようだ。この2人と比較すると菅直人は相当に弱く、今回も選挙区で長島昭久と激戦になっている。

 東京16区は水野素子(元民民・野党統一候補ではない)の名前を先に出したところはなかった。

 香川1区はすべての調査で小川淳也の名前が先だが、終盤の読売の調査では「互角」とされている。

 例の小沢四天王では、参院広島の佐藤公治*1を除く3人が立候補しているが、松木謙公一人が飛び抜けて強いことにむかつく。松木は立民候補の中でも有数の強さだ。やはり「悪名は無名に勝る」というやつなのか。対照的に、岡島一正樋高剛はめちゃくちゃな劣勢だ。あと、城内実に挑んでいる日吉雄太やはたともこは岡島・樋高よりさらに弱い最弱グループに属する。もちろん極右排外主義者の宇都宮優子も最弱の1人だが、驚くべきことに最下位ではなく、さらに下に3人いる。概して、小沢系は対立候補自民党が強い選挙区に回される傾向が強い。

 維新の小選挙区は、大阪以外全滅しても不思議はない。大阪でも辻元清美がいる10区はさすがに厳しいだろう。

 公明・共産の焦点は東京12区だが、全部の調査で公明の岡本三成の名前が先になっている。

 沖縄で共産と社民の1議席ずつが有力だが、某組の候補者は誰も問題にならない。比例でどうなるか。

*1:春の参院補選で候補者を引っ張ってきたまでは良いが、東電労組出身の小林正夫が候補者の応援演説をすることになった元凶は、おそらくこの佐藤公治ではないかと私は疑っている。