kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

朝日の衆院選予想獲得議席は自民251〜279、公明25〜37、立民94〜120、共産9〜21、維新25〜36、民民5〜12、某組0〜3、社民0〜2

 朝日は昨日(10/26)現物を買った。東京15区は「激しく競り合う」とはするものの、にっくき柿沢未途の名前が先だ。朝日は井戸正枝候補の名前を「井戸まさえ」と表記されているが、これは井戸氏が著述業で用いている表記。読売は「井戸正枝」と表記している。柿沢の名前が先に出てくるのは読売も朝日と同じだ。こうなったら、嫌だけど極右の今村洋史にもう少し頑張ってもらいたい。東京16区で大西英男と水野素子が互角とのことで、自民党が強く民主系が弱い江戸川区で、水野氏は野党統一候補でもないのにこんな情勢調査結果を出される大西という人がいかに劣悪な政治家であるかがよくわかる。東京8区は「吉田と石原が伯仲」、同18区は「長島・菅 競り合う」との見出しで、後者では長島昭久の名前が先だ。神奈川13区の甘利明は残念ながら「有利」、香川1区は「小川やや優勢 平井追う」としている。

 朝日の情勢調査、某組の比例は東京で0〜1、南関東は民民ともども「議席獲得が微妙」、北関東が「議席獲得の可能性を残している」とのことで、大雑把にいえば東京で6割、南関東で5割弱、北関東で3割くらいの某組の勝利確率を見込んでいそうな感じだ。

 朝日1面に表で示された自民党の予想獲得議席は251〜279、公明25〜37、立民94〜120、共産9〜21、維新25〜36、民民5〜12、某組0〜3、社民0〜2となっている。この数字からわかる通り、「自民減 単独過半数の攻防」とする読売の序盤調査とはかなりの開きがある。但し、読売はいつも終盤の調査も出してくるのでそれが注目される。もしそれが載れば、プロ野球で読売軍の順位も決まった後のことでそんな大きな記事も載らないだろうから、また買ってやっても良い。

 今回の朝日の調査について、三春充希氏がツイートしている。

 

 

 これがまっとうな姿勢だ。なにしろ、4日後には全数検査結果ともいうべき選挙結果が出る。比較評価すべきは選挙結果と各社の情勢調査記事であって、自分の予想ないし願望との比較ではない。この点、若き選挙クラスタの方は勇み足をしてしまったように思う。

 なお私は現在の状況が2007年の参院選と近いとは全然思わない。あの選挙では四国の4つの選挙区(当時)がすべて野党にひっくり返った。その前月の6月には、当時テレビ朝日でやっていた田原総一朗サンデープロジェクトでの年金問題の論戦で、大村秀章(現愛知県知事)が長妻昭にコテンパンにやられて大村が涙目になる一幕があるなど、大きな流れがきていることがはっきり感じられた。

 今と近いのはやはり2003年であり、当時は首相・小泉純一郎が幹事長に「人気がある」とされていた安倍晋三を抜擢するなど人気取りに走り、各メディアの情勢調査でも自民党が勝つとされていた。しかしいざ蓋を開けてみれば自民が議席を減らし、政党支持率も大したことがなかった民主の議席が増えた。ただ、都市部では自民が意外に「健闘」して、自民敗北という結果には至らなかった。今回の知事選や参院補選・同再選挙などで、情勢調査では有利なはずの自民党が次々と負けるという事態が起きている。2003年も今年も、ともに地殻変動が始まっている時期だといえるのではないか。

 もちろんこれはメディアの情勢調査とは関係ない私の勘だ。それが当たっているか外れているかも4日後にはわかる。なお、どうでも良いが今年はプロ野球の予想は全く当たらなかった。