山本太郎のターゲットは共産・社民層だとの指摘がある。
山本太郎の会見を少しみましたが、明確に共産、社民の支持層をターゲットにしていますね。このままなら参院選でれいわ新選組が共産党よりも比例票で上回る可能性があります。
— こたつぬこ🌾野党系政治クラスタ (@sangituyama) 2022年4月15日
実際、社共支持層には山本太郎と×××新選組シンパが少なくないようだ。下記は上記こたつぬこ(木下ちがや)氏のツイートへの社民党員・まことん氏の反応。
社民党には「れいわ新選組」を共闘相手として、シンパシーを抱く党員や支持者が少なくありません。社民党、そして共産党は「れいわ」への幻想は捨てましょう。キムテヨン氏の一件をみても、彼の党は全く信用できません。「れいわ」との共闘は、社共に何らメリットがありません。 https://t.co/3FTWaP3QIG
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
×××(山本太郎)は社民党の参院選候補予定者を強奪したのだった。まあ×××に行く方も行く方だが。
山本の議員辞職に関するまことん氏の他のツイートより。
れいわ新選組、山本太郎氏が衆院議員を辞職。まだ半年ほどしか代議士していないはず。参院に出馬するためだろうか。仮にそうだとしたら、大阪維新顔負けの議席ロンダリングは政治のショーゲーム化に等しい。議員の職を軽くみており、かつ有権者、民衆をバカにしています。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
確かに山本は大衆蔑視の思想を持っている。特別な芸能の才能に恵まれた自分を大衆の上に置かれるべき人間だと自己規定して思考・行動を行っているのだ。
下記は上記まことん氏のツイートへの反応。
もしそれをするなら、吉村・松井がやった大阪のクロス辞任・選挙と同じ…ホント、愚弄していますな‼
— たたかうあるみさん (@TATAKAUarumisan) 2022年4月15日
だって×××新選組は「第二維新の会」だからね。日本二大ファッショ政党。手口が同じなのは当たり前。現在×××に属している人の中には、2012年に小沢一郎が維新にすり寄った頃、維新を「了(諒)とする」などとふざけたことを言っていた人間がいた。
まことん氏は弊ブログに先駆けて山本の手法を「劇場政治」と喝破していた。
れいわ新選組、山本太郎氏を支持している人達は、彼らによる劇場政治、革命ごっこから、いい加減に目覚めて欲しいです。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
山本太郎氏の「戦法」は、その場の「数字」を刈り取りに行くやり方ですよね。それは零細企業の営業と相通じます。幾ら「キレイゴト」「建前」を言ったところで、目先の売上が無ければ生き残れないという「論理」。政治的には評価しませんが、零細の営業マンでもあった私には、その気持ちは良く分かる。
— まことん @ロシア軍はウクライナから撤退せよ!プーチンに法の裁きを! (@makotonch) 2022年4月15日
私は「山本はそこまで露骨に大衆を馬鹿にするのかよ」とひたすら呆れただけだ。
冒頭のこたつぬこ氏のツイートへの反応に戻る。
やはりそうですか。ここ3年来ずっと、彼は立憲を攻撃しているかに見えて、ホントのターゲットは共産党と社民党だろうなと思っていました。 https://t.co/AJUuJyiBvm
— 伊藤広剛 in三重 💉💉💉 💙💛 (@bobby_muntan) 2022年4月15日
「立憲を攻撃しているかに見えて」という表現には違和感があって、山本のターゲットはあくまで立民*1だが、共産や社民の支持層には別政党である以上当然ながら立民への不満を持っているから「立民を倒すために共産や社民の票を狙いに行っている」のだろう。
つまり×××(山本)と共産・社民とはマーケットが重なっている。
だからこそ、共産や社民の支持層が×××(山本)にすり寄るのは、自らが本当に支持する政党に大きなダメージを与えることなのだ。もっと簡潔に書けば自殺行為である。
同様の構図は立民と維新についても成り立つ。両党はともに反自民層をマーケットにしているので、少し前まで普通に見られた「立民が維新にすり寄る」のは立民の自殺行為にほかならなかった。
昨年の衆院選直後に小川淳也が枝野幸男に「維新は敵ではない」と言い、おそらくそれが決定的な理由となって立民代表選で小川はサンクチュアリに「梯子を外された」が、これは梯子を外したサンクチュアリが正しい。自殺行為に走ろうとした人間を政党内の集団が担いではならないのは当然だ。
また小川と同様に「維新は敵ではない」と言ったとされる連合会長の芳野友子はどうしようもない政治音痴であって、芳野はおそらく無自覚に維新に塩を送って立民を刺しに行った。連合は一日も早く芳野を解任すべきだ。
山本太郎氏は、最初は立憲票を狙っていたのだと思いますが、上手く行かなかったので、共産・社民票を狙いだしたのでしょう。維新をターゲットにすれば、野党支持者から反対され無いでしょうに。
— 探究堂 (@tankyudou) 2022年4月15日
山本はもちろん立民の票及び議員をもターゲットにしていた。それは昨年秋までの枝野執行部に不満を持つ層であって、「上手く行かなかった」どころか十分うまく釣り上げることに成功したと私は考えている。しかしその層はもう釣り上げてしまったので、残るマーケットとして共産票・社民票をターゲットにしたということだ。
僕は山本は最初から社共票を狙っていたと見ています。立憲票ではなく。立憲に不満がある左派を狙い撃ちにしていました。あと、れいわは維新と表裏なので維新票を狙うことはできないんです。
— 伊藤広剛 in三重 💉💉💉 💙💛 (@bobby_muntan) 2022年4月15日
×××は「維新の表裏なので維新票を狙うことはできない」というのは本当にその通り。それなのに弊ブログは一時「×××が『維新主要打撃論』に立つなら」という、起こり得ない戦略転換をしてくれないかと幻想を持ってしまった。
あまりにも甘過ぎたと自己批判する他ない。
*1:弊ブログは「立憲」ではなく「立民」の略称を用いている。