立民代表の泉健太は結局統一教会とは無関係だったが、参院選惨敗の責任問題について、辞意どころか全く責任を認めようとしていない。
ほんこれ。代表をコロコロ変えるのは…というのもわかるけど、それなら枝野も辞めなくてよかったのでは?とモヤるのだ。あと参院選は最初から負けるのがわかってたから仕方ないというのは因果が逆、一本化しなかったから負けたんでしょ、としか思えない。私みたいな無党派層が離れた結果を直視すべき https://t.co/DP6lta9Wtz
— とぶとかげズ (@doxob73) 2022年7月18日
私は一本化するしないにかかわらず、野党第一党が与党と戦う姿勢を示さなかったところに最大の敗因があると考えている。仮に今の泉の姿勢のままで「一本化」だけしていたとしても、今回の結果よりはマシだったかもしれないけれども、それでも昨年の衆院選と比較して大幅な後退は避けられなかっただろう。何より、今までかなり熱心に立民を応援していた人たちの間でも、泉が代表を務める今の立民は支持しないと明言する人が少なくない。私の見る範囲でのことだから偏りはあるかもしれないが。逆に、泉が代表になったから立民を支持するようになったという人など一人も知らない。
安倍晋三の銃撃死によって自民党の右傾化の象徴が消滅するとともに、日本の「国力」の維持が崖っぷちにある今、党内でももっとも保守色の強い人間が野党第一党の党首を務めているということ自体が間違っているのだ。こういう時期には、保守的な人よりも臨機応変に対応できる人の方が求められる。なおかつその臨機応変がショートカット(短絡的と言い換えても良い)志向の強い、たとえば陰謀論に傾斜しがちなものであってはならない。ハードルはかなり高いのである。泉の場合は後者(ショートカット志向)の問題はないが、前者(臨機応変の対応ができない)の問題が大きい。たとえば安倍晋三の国葬にしても、岸田文雄が最初に言い出した時には「静かに見守る」と言った。党内から反対論が続出すると(たとえば西村智奈美、逢坂誠二、辻元清美ら)一転して「閉会中審査」を求めたが、こういうのは「臨機応変」とは言わずに「初動を誤った」という。泉はこの例に典型的に見られる通り全く腰が定まらない。もちろん軌道修正したあとの判断は良いが、それは最初に口にした「静かに見守る」という自らの発言を否定したものでもある。
この人に今後3年間野党第一党の党首が務まるとはおよそ思えない。このまま泉が続投するようなら、立民の党勢は引き続いて低落する一方ではなかろうか。