kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「村神様」がプロ野球史上初の5打席連続本塁打

 「村神様」村上宗典が昨日(8/2)の中日戦の第1打席と第2打席で中日の先発・柳裕也から本塁打を放ち、日曜日(7/31)の第3〜5打席と合わせて5打席連続本塁打を記録した。日本プロ野球では初めて、アメリカのメジャーリーグにも達成者がいない記録だという。村上は昨日に第3打席では二塁打「に終わり」、6打席連続本塁打は成らなかった。

 昨日、卑怯にも丸や岡本らが出場しやがった読売軍の親会社の記事によると、過去に四球を挟まない4打席連続本塁打の達成者は13人いた。しかし5打席連続は初めて。また4打席連続も今世紀初だった。

 

www.yomiuri.co.jp

 

村上のプロ新記録は「四死球を挟まない」5打席連続ホームラン4打席連続は過去13人

2022/08/02 20:54

 

 プロ野球、ヤクルトの村上宗隆が、2日の中日戦(神宮)で、前の試合から2試合にまたがる5打席連続本塁打プロ野球新記録を作った。7月31日の阪神戦(甲子園)で七回の第3打席から3打席連続本塁打を記録し、2日の試合で一回と三回に連続で打って達成した。この間、四死球をはさまない「5打席」連続となった。(デジタル編集部)

 

 過去に四死球をはさまない4打席連続本塁打は、1956年に青田昇さん(大洋)が記録して以来、王貞治さん(巨人、64年)、トニー・ソレイタさん(日本ハム、80年)、ランディ・バースさん(阪神、86年)など13人が記録していた。

 

13人は以下のとおり(敬称略)

 

青田昇王貞治、松原誠(大洋、76年)、高木守道(中日、77年)、矢沢健一(中日、81年)、ランディ・バース、ロッド・アレン(広島、90年)、長池徳二(阪急、67年)、醍醐猛夫(ロッテ、71年)、羽田耕一近鉄、74年)、トニー・ソレイタ、D・J(ダグ・ジェニングス)(オリックス、95年)、ナイジェル・ウィルソン日本ハム、97年)

(所属球団は記録達成時)

 

(読売新聞オンラインより)

 

出典:https://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/20220802-OYT1T50195

 

 数年前に福岡や千葉で本塁打を出やすくする前は、甲子園でラッキーゾーンを撤廃したり、福岡や名古屋で広い球場を開設するしたり、あるいは時には「飛ばないボール」を用いるなど、本塁打が出にくくなっていたからだ。

 しかしその反面、夏がバカ暑くなり、今年は特に猛暑の季節になると投手が打たれるようになる試合が目立つ。昨夜の神宮も3日前の甲子園もバカ暑かった。とはいえそれは村上の偉業の価値を損ねるものではない。バレンティンが2013年に記録した60本塁打を村上が超えるかどうかはわからないが(比例計算すると昨日までのペースを延長してもぎりぎり60本だ)、バレンティンと村上で一番違うのは、村上には「価値ある本塁打」が多いということだ。甲子園で3タテを一人で阻止した試合がそうだし、ソフトバンクとの交流戦2戦目での逆転満塁本塁打や、好投の広島・森下を砕いた逆転3ランなど、その例は枚挙に暇がない。中日の右のエース、柳の立ち上がりを砕いた昨日の試合も数え入れられる。昨日の試合前には「今日は柳だから4打席連続は無理だろうな」と思っていたのだった。一方バレンティンにはここぞという場面での本塁打の印象が薄く、2013年のヤクルトは最下位だった。またヤクルトがリーグ優勝した2015年には、開幕から8月までバレンティンは試合にほとんど出場しなかった。村上は肝心な場面での集中力が半端でなく強いように思われる。

 「村神様」の異名はダテではない。