kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

続・山本太郎と「右派ポピュリズム」/ケムトレイル信奉者の尾形慶子は山本太郎の明仁前天皇への「直訴」に心酔するトンデモ右翼(呆)

 山本太郎新選組の「右派ポピュリズム」の件。なんとこたつぬこ(木下ちがや)氏ご本人から反応いただいた。

 

 

 

 上記ツイートに軍畑先輩氏が反応した。

 

 

 私は2007年に小沢一郎を「ゴーリスト」(ド・ゴール主義者)として肯定的に評価する向きがあったことを思い出した。小沢が『世界』2007年11月号に「民主党が政権を担えばISAF国際治安支援部隊)に参加する」との主旨の「論文」を発表した頃*1にあった議論だ。小沢はその少しあとの2007年11月には福田康夫総裁下の自民党と「大連立」を組もうとして頓挫した。

 オザシン全盛の頃から小沢を田中角栄になぞらえようと躍起だった連中が大勢いたけれども、小沢自身は角栄に弓を引いた人間だし、角栄がもっとも強いショックを受けた原因は小沢の離反だったとの話があった。

 私が山本太郎を「右」だと思うのは、新選組の政党名に元号がついていることや馬淵澄夫だの三橋貴明だのとつるみたがることもあるけれども、特に2013年に当時の明仁天皇に「直訴」した一件と、経済政策を「減税」のワンフレーズポリティクスに帰そうとしていることの2点から、これは「リベラル」でも「左」でもあり得ず、山本の本質は「右」だという強い心証を持つに至っている。山本の消費税減税論は、もともと富裕層や大企業に対する増税とセットになっていたはずで、その時点では新自由主義とは反対の再分配重視の視点があったのだが、それを言わなくなって「減税」のワンフレーズを一人歩きさせているところに山本の「ネオリベの地金」が出ていると思う。ワンフレーズポリティクスは小泉純一郎がもっとも得意としたことはいうまでもない。山本の「ネオリベの地金」がもっとも強く出ているのは新選組の党内統治であり、山本が「文句があるなら俺に勝ってみろ」と思っていることは疑う余地がない。だからこその独裁政党だ。もっとも消費税減税を言い出した頃には再分配重視の面もあったことなどから、「左」や「リベラル」の中にも今なお山本に幻想を持つ人たちは少なくない。

 

 その他の意見。

 

 

 

 私もまた「政治学歴史学の研究者でもないから単なる素人考えに過ぎない」し、上記の内容には同意するのだが、上記ツイートに対する下記の反応はまったくいただけない。

 

 

 いや、山本太郎赤尾敏とは似ても似つかない。それどころか対極だ。

 赤尾敏が「俺に権力を寄越せ。そしたらあなたを幸せにしてやれる」などという夜郎自大な妄言を口走る場面など考えられない。

 

 なお、山本自身よりもっと問題なのは、山本とつるもうとする共産党なのではないか。たとえば下記ツイートが指摘する通り。

 

 

 上記ツイートからのリンクでわかるのは、共産党が来年の愛知県知事選で相乗りしようとしている「ケムトレイル陰謀論」の信奉者・尾形慶子は、なんと2013年に山本が犯した右翼的愚行である明仁天皇への「直訴」を称揚・心酔するという、トンデモ右翼そのものの人間であることだ。

 この尾形は、長谷川羽衣子と同じようにもともとは新選組ではなく「緑の党」の人間で、同党の国際部長を務めている*2

 なぜ日本の「緑の党」はこのようなトンデモ右翼の政党なのだろうか。

 また、なぜこんな人に共産党は相乗りしようとするのだろうか。

 共産党もまた「左派ポピュリズムの党」と化そうとしているようにしか、私には見えない。