kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

立憲から自民転身の今井瑠々氏 「筋書き」書いたのは対立候補(毎日)

 自民党に行ったなんとかるる氏が記者会見したらしいが、なんかプロ野球の読売がよく読売戦に強い同一リーグの選手を「金の力で」(とアンチ読売ファンの世界では大昔から言い慣わされている)引き抜いて飼い殺しにしたことが思い出されてならなかった。たとえば私がひいきにしているヤクルトスワローズでいえば広沢克己(のち克実)とかハウエルとかペタジーニとかグライシンガーとかラミレスとかね*1。広沢が読売と西武が対戦した1994年の日本シリーズ第6戦のゲスト解説者として日本テレビの中継に登場して、この試合で勝利投手になってシリーズMVPに輝いた読売・槙原寛己(この年、広島戦で完全試合も達成していた)がフォークボールを投げる時にそれをことごとく言い当てていたのを見て心底げんなりした。チームの秘密を暴露するなんて何やってんだよと思ったのだ。だから翌1995年4月に神宮球場で行われたヤクルト対読売4回戦で、近鉄からヤクルトに移籍してきた吉井理人がみごとに槙原に投げ勝った試合を大病後の療養中の旅館でテレビ観戦した時には大喜びしたものだ。あんな痛快な試合はそうそうない。この年ヤクルトは読売を17勝9敗とカモにして前年の雪辱を果たし、広沢に吠え面をかかせてやった。広沢は予想通り読売ではたいした活躍ができなかったが、その後阪神に移籍して2003年のリーグ優勝にも貢献して、現在は「トラ」という彼のニックネーム*2にふさわしく阪神OBとしてプロ野球評論をしているが、私は今でも広沢が大嫌いだ。

 今井某(戸籍名は山本某)の話に戻ると、彼女は当選歴もない駆け出しだから政界での実績は全くなく、前述の広沢克己とは全く比べものにはならないが、今井と同じ選挙区の自民党極右政治家・古屋圭司がこのままでは次の衆院選で負けることは必定とみて今井を潰しに行ったというのが本当のところだろう。自民党がシナリオを書いたとは少し前の記事でも紹介したもんくま氏がツイートで指摘していたが、確かにそれ以外には考えられない。野田聖子も深く関与したに違いない。なお野田に「リベラル」のイメージを持っている人たちが少なからずいるようだが、2005年の郵政総選挙前後には野田が自民党内でもタカ派に属していることなど常識だった。その後清和会が異様に膨脹したためにあたかも野田がハト派のように思われているだけだ。少なくともリベラルや左派のつもりでいる人で現在の野田のハト派的なイメージに惑わされている人たちには警告しておきたい。

 もんくま氏のツイートからいくつか拾う。まず本論とは全く関係ないツイートから。

 

 

 もんくま氏の言う深川は北海道の地名(道央。豪雪地帯として有名)だろうが、東京スカイツリーは深川(江東区)じゃなく本所(墨田区)ですよと文句(ま)を言っておく。

 

 

 ああ、もんくま氏は東京出身の人か。それなら関西出身の私の方が余所者だな。

 

 

 まあ「悪名は無名に勝る」というからね。私が多治見の有権者ならあんな人には絶対に投票しないけど。自民党でパッとしないであろうあとはテレビタレントへの転身かね。でもテレビの文化なんかいつまで続くんだろうか。

 

 

 

 

 

 まあそうだろうな。そうでなくても泉健太が維新にすり寄りまくるなどしてるから私も立民には十分に悪い心証を持ってるけど。

 

 

 

 粉骨砕身なんかしたって人生の貴重な時間の無駄遣いでしかないんだから、今井は早いとこ政治家になろうなんて野望を諦めた方が良いんだよ。

 

 

 そう、「自民党がいたぶる」んだよ。あれはそういう政党です。まさに悪の権化。

 

 

 毒まんじゅうを食ってしまったからには病気になって、下手したら(政治的に)死ぬしかない。当然だ。

 

 

 そんなことまでやってんのかよ、自民党。読売も真っ青だな。

 

 そんなわけで、毎日新聞も下記の有料記事を公開していた。途中までしか読めないが、続きを読みたいとも思わない。

 

mainichi.jp

 

 以下引用する。

 

立憲から自民転身の今井瑠々氏 「筋書き」書いたのは対立候補

毎日新聞 2023/1/13 15:17(最終更新 1/13 20:30

 

 2021年の衆院選岐阜5区に全国最年少の25歳で立憲民主党から出馬し、落選した今井瑠々(るる)氏(26)が、同党を離党し、自民党の推薦を得て今春の岐阜県議選に立候補する。突然の「移籍劇」の筋書きを描いたのは、衆院選で今井氏に辛勝した自民の古屋圭司衆院議員(70)とされる。立憲関係者は憤慨するが、県内選出のすべての国会議員が自民という王国ならではのしたたかさが透ける。

 

 「上手に芝居を打ったね」。今月5日午前、岐阜県大垣市にある岐阜県議会の重鎮、猫田孝県議(82)の事務所に古屋氏の姿があった。古屋氏が今井氏を自民推薦で県議選に出馬させると切り出すと、猫田氏は驚きながらも膝を打った。昨秋から水面下で、今井氏を移籍させようと動いていた古屋氏は猫田氏の反応に笑顔を見せていたという。

 

 前回21年の衆院選では、今井氏が被選挙権を得た25歳の誕生日当日に出馬を表明。若さを前面に押し出し、政治の刷新を訴え、全国的にも注目を集めた。落選したものの、閣僚経験者で11選を目指していた古屋氏を相手に約1万4000票差まで肉薄した。選挙区で有権者数が最多の多治見市では今井氏の得票が古屋氏を上回った。立憲県連は国政選挙の「ホープ」として県連副代表の肩書を与え、支援していた。

 

 一方で、古屋氏は新人にここまで迫られ「次の選挙に危機感を募らせた」(自民関係者)。岐阜5区は中選挙区の時代から古屋家が地盤とする選挙区で、古屋氏引退後の後継候補には長男(36)の名前も挙がる。自身が議員の間に前途有望な相手を味方に引き込めば、古屋家の地盤は安泰だ。

 

 そんな中、昨年5月に立憲県連幹部で元参院議員の山下八洲夫氏(80)が国会議員をかたり、新幹線の特急券やグリーン券を詐取していたとして逮捕された。

 

 山下氏は今井氏の立候補を後押しし、選対本部長も務め、出陣式で「新しい、若い力で勝ち抜こう」と呼びかけた、まさに「後ろ盾」。その人が突然逮捕され、…

 

出典:https://mainichi.jp/articles/20230113/k00/00m/010/129000c

 

 しかし自民党って本当に「権力の維持が自己目的化した」政党なんだな。衰退国の与党にふさわしい。

 もちろん立民も立民であって、代表の泉健太が「提案型野党」路線を採って党勢を激落させたあと、こともあろうに超ネオリベ日本維新の会にすり寄り、維新のスローガンとして悪名高い「身を切る改革」なる言葉まで泉が口走る始末。本当にどうしようもない。

 新年早々、暗い気分になることばかりですな。

*1:ヤクルトで大活躍した外国人選手はことごとく読売に狙われたのだった。現在のヤクルトの主砲である「村神様」こと村上宗隆はいずれ読売にではなくアメリカのメジャーリーグに行くと思うが、昔なら読売が引き抜きを狙ったに違いない。

*2:但し広沢は茨城県出身で、あだ名は阪神タイガースとは全く関係なく浪曲師・広沢虎造にちなんだとされる。二代目虎造(1899-1964)が一世を風靡したとのことだが、私は全く知らない。