kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

有田芳生氏の弟さんが伊藤淳著『父・伊藤律 ある家族の「戦後」』(講談社,2016)を推奨していた

 東京都日野市の共産党市会議員のツイートより。

 

 

 ああ、トイレで盗撮して逮捕された人の件か。確かにこういう体質において共産党が他の政党と比較して多少なりともましだとは全く思えない。

 上記ツイートに有田芳生氏の弟さんと仰る方から反応があった。

 

 

 唐突な印象を与えるツイートだが、私は右の画像の本は読んだことがないけれども左の画像の本は読んだ。2017年秋に図書館にあった『伊藤律回想録』(文藝春秋,1993)を読み始めたら引き込まれ、借りて翌日に読み終えた。その直後にk.arita氏のツイートに画像が掲げられた『父・伊藤律 ある家族の「戦後」』(講談社,2016)も読んだ。

 

bookclub.kodansha.co.jp

 

 さらに渡部富哉の『偽りの烙印 伊藤律・スパイ説の崩壊』(五月書房,1993)も読んだ(やはり図書館から借りて2日で読んだ)。この本は伊藤律論のいわば「決定版」であると考えている。渡部の論考は非常に説得力が高いため、伊藤律をスパイと決めつけて貶めていた文春文庫収録の松本清張著『日本の黒い霧』にも但し書きを追加することが余儀なくされた。

 もちろん某暴犬のような「共産党信者」は渡部の主張など一切認めず、未だに伊藤律の名誉を回復していない日本共産党に盲従していると思われるが(そもそもあの犬が渡部の本を読んだことなどあるまいと勝手に思っている)、真に共産党の将来を案じる人ならば是非とも読むべき本だと信じて疑わない。

 『父・伊藤律 - ある家族の「戦後」』も是非ともおすすめしたい1冊だ。

 その他、ゾルゲ事件関係の本も何冊か読んだ。

 今年は伊藤律の回想録と渡部富哉の本が出てからまる30年に当たる年だ。しかしこれほどの年月が経っても共産党伊藤律の名誉を回復しようともしない。とんでもない話だと思う。伊藤淳氏も数年前に鬼籍に入られた。氏が存命のうちに律の名誉が回復されることはなかった。

 既に何度か書いたが、伊藤律の出身地である岐阜県瑞浪市衆議院の岐阜5区に含まれる。今、戸籍名山本某の妄動でお騒がせの選挙区だ。

 戸籍名山本某*1が一昨年の衆院選時に立民支持者たちが持ち上げていたようなホープでも何でもなかったことはもはや確定事項だろうが、あの地域から本当の野党のホープが出てくることを願う。なにしろ瑞浪は亡父の出身地なもので。

*1:自民党をお払い箱になったら×××新選組にでも行くのではなかろうか。スピっている人みたいだし。