kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

野田ら党内右派は結局、党内だけで自陣が優位になれば党がどうなってもいい。政権喪失時の判断といい、野田の主張に従っても立憲全体にはデメリットしかないだろう。彼等の自称リアリズムは只の身勝手だ。(Gl17氏)

 引き続き、明らかに不人気記事のカテゴリに属する衆院東京15区補選の話。

 まず、前回の記事にいただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

この件は、大手では、19日の朝に毎日が「スクープ」と銘打った記事を出しているのに気づいて、次のブコメを付けました。

>やってくれるね。自民復帰を望むことを公言も含めて。トランプを見るに「必要悪」肯定が時代のトレンドの一つであることは否定できない訳で、今後の政局の試金石ではあるだろう。この野蛮を、全力で叩き潰すべき。

またお知らせコメントをしようかなとも思いましたが、知らないこともないだろうから、気にさわることにしかならないだろうなと思い、自重したのでした。その記事のブコメを見るに、関心は薄そうです。憲法の基準の多重性という、本来中学生までに理解されなければならないことを理解していない、誰かさんみたいなブコメが人気ブコメになっている始末ですし。でも、ほんと、これ以上社会が野蛮にならないよう、他力本願で申し訳ありませんが、地元のみなさんには、これを完膚なきままに叩き潰してほしいです。

 

 下記の記事ですね。記事の引用は省略します。

 

mainichi.jp

 

 お察しの通り、この記事には見覚えがあるので、この毎日の報道でこの件を知ったのだろうと思います。秋元の事務所が細々とながら稼働しているらしいことを、その前をしょっちゅう通りがかるので知っていたので(但し扉はいつも閉め切られているので中の様子は全くわかりませんけど)、意外感は全くありませんでしたけど。

 でも、地元民として言わせてもらえば、いくらなんでも秋元の当選はないどころか、供託金没収は間違いないと思いますよ。この人はもともと選挙に強い人とはいえなくて(ルーツは江東区にあるらしいけれども足立区に生まれて鹿児島で育った人のようです)、初めて出馬した2012年と次の2014年の選挙では柿沢未途に連敗しての比例復活で、2017年の選挙で柿沢が「希望の党」への逆風をもろに受けて票を減らしたためにやっとこさ選挙区で当選したのでした。あの選挙は、東京15区に旧立民が候補者を出していたらきっとその人が当選したに違いないと思いますよ。しかしあの選挙で立民は「希望の党」には刺客を立てない方針で戦いました。選挙直前の結党だったために刺客を送る余裕もなかったこともあるでしょうし、希望の党の人たちをのちのちには取り込もうという意図もあったと思いますが。たとえば香川1区の小川淳也は2017年に希望の党から立候補しましたが、あの選挙の時から本当は立民に行きたいんだという素振りを隠そうともしていませんでした。当地に来る前の居住地が高松市だった私は、あの人が遅かれ早かれ立民に行くことなんかわかり切っているのに、何やってんだあの優柔不断な人はと呆れていました。そう、2017年に私が予測した通り小川氏は立民に移ったわけですが、常日頃から自らが住む選挙区の政治家を見ていればそのくらいのことはわかります。あの人(小川氏)は維新にすり寄る発言もよくしますが、根はリベラルなんですよ。そこが同じ「元希望の党」であっても泉健太とは全然違います。泉ももともとは北海道在住の社会党支持者だったようですが、長年にわたって京都の社会党民主党系の反共体質に強く染まりすぎたのだろうと思っています。だから私は2021年の立民代表選で小川と泉の間に線を引き、小川なら許容するけれども泉は絶対に認めないとブログ記事に書いたわけです。

 

 ラヴェンダー・ホリフィール

「底辺の女王」選びでもやってるかのような東京15区とは違い、島根1区は亀井亜紀子、長崎3区は山田勝彦でほぼ決まりなんでしょうね

でも、本来喜ぶべき野党系の白星に対して、どういうわけか説明のつかない「疚しさ」のようなものを感じます

実力だろうと運だろうと、勝ち星が積み上がっていけばこういうストレスはなくなるものと信じて頼りない野党を見守りたいと思います

 

 補選が2勝1敗だったら泉は安泰ですものね。かえすがえすも昨年4月の補選4戦全敗で辞めてくれなかったのが残念でなりません。

 次いで記事についたGl17さんのはてなブックマークコメントより。

 

IR汚職で実刑判決を受けて明後日の控訴審判決を待つ元自民党の秋元司被告人が、公職選挙法違反で辞職し離党した柿沢未途氏の辞職を受けた東京15区衆院補選に立候補表明。自民党はとことんふざけてる。腐ってる。(宮武嶺氏)/東京15区を大阪や関西の一部選挙区ともども維新に譲り渡しかねない野田佳彦(野ダメ)もひどいですよ。 - kojitakenの日記

野田ら党内右派は結局、党内だけで自陣が優位になれば党がどうなってもいい。政権喪失時の判断といい、野田の主張に従っても立憲全体にはデメリットしかないだろう。彼等の自称リアリズムは只の身勝手だ。

2024/03/22 03:00

b.hatena.ne.jp

 

 本当にその通りだと思いますが、最近の立民支持層の主流は年々組織防衛志向が強くなっているらしく、X界隈などで野田佳彦を批判しようものなら反批判が相次ぐか、さもなくば黙殺されて(後者の方がよりありそうです)大きな声にはなりません。立民の党勢も自民の自滅に助けられて、伸びはしないまでも衰勢は止まっていますから、野田や泉その他の党内右派は安泰というわけです。

 最近は党内で自由にものが言えないとして共産党への批判が強いわけですが、民主集中制(というか分派禁止条項)の縛りなどないはずの立民支持層の間でも過剰防衛志向を動機とする同調圧力が強すぎるように思います。これでは長期的に見れば全く党のためにならないばかりか再び衰退に向かうリスクが高いと思うので、一刻も早くこのような体質から脱して、00年代の民主党には見られた「百花斉放百家争鳴」の気風を取り戻してもらいたいと思います。こんな体質になってしまったのはなぜでしょうか。やはり小沢一郎民主党に合流して自派内の締め付けを強烈にやっていたことなどの悪影響を受けて、党の体質が自民党みたいになってしまったということなんでしょうかね。

 そうそう、野田佳彦グループの「花斉会」は明らかに「百花斉放」からとられてますよね。野田のグループには泉を名指しで批判する蓮舫とか新選組とつるみたがる手塚仁雄など、確かにいろんな人はいますが、残念ながら彼らに共鳴したことは一度もありません。