kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

自民党もナベツネもみんなウェーバーが大嫌い?

はてなブックマーク - ひげの佐藤かく語りき - kojitakenの日記 より。

flagburner Politics, Web 「佐藤センセにかかったら、オペラ「魔弾の射手」の主人公の猟師もマルクス主義者なんだろうなあ」←そのうち、野球のウェーバー制度も「マルクス主義者によって提案された」云々と言い出しそう(謎+わかりづらい) 2010/11/20


野球のウェーバー(waiver*1)制度も「マルクス主義者によって提案された」に近いことは、既にナベツネが言っていたと思う。

10年以上前にナベツネが書いた本に、確か、プロ野球社会主義だ、みたいなことが書いてあった。ナベツネはドラフト制を敵視し、逆指名制度を導入したことはいうまでもないが、それ以前にしても、MLBは完全ウェーバー制を採用していたのに対し、日本プロ野球のドラフト会議は抽選制であり、MLB同様の完全ウェーバー制にせよという声が、アンチ巨人の論者から出ていた。確か、中日ファンとして知られた故鈴木武樹(1978年死去)もそんなことを言っていたように記憶するが、巨人の全盛期に日本プロ野球機構が巨人に不利な制度を採用しようはずもなかった。

日本プロ野球機構やセントラルリーグというのは本当に「読売の犬」で、後者についていえば、巨人が何年か続けて優勝できなくなると、それまで目もくれなかったプレーオフクライマックスシリーズ)を採用したが、実施した初年度にこれが仇となって、巨人がリーグ戦で優勝しながら日本シリーズに進出できなかったのはお笑いだった。このあと、すぐにリーグ優勝チームにアドバンテージがつくようになったことはいうまでもないが、ウェーバー制度どころか、「クライマックスシリーズもマルクス主義だ」などといわれるかもしれないと思う今日この頃である。

*1:ドイツ人の名前のウェーバーはWeberだから「ヴェーバー」、野球のウェーバー制度は「ウェーヴァー」と書くくべきかもしれないが、慣例に従う(笑)。