kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

くたばれ読売、くたばれナベツネ

朝日新聞「オピニオン」面(17面)の特集は、「くたばれジャイアンツ」と題して、広岡達朗魚住昭高田文夫の3氏へのインタビューが掲載されている。

今年79歳の広岡は、誰もナベツネにものが言えない、「終身名誉監督」の長嶋茂雄もそうだと言うのだが、その一方であの「原子力の父」正力松太郎を持ち上げている。これにはドッチラケだった。

魚住昭は、ナベツネが社内に独裁体制を築けた大きな理由は「公称1千万部」を達成した実績だと言うのだが、1千万部達成って務台光雄が会長だったではないかと思った。で、調べてみたのだが、務台が死去し、ナベツネが社長に就任した3年後の1994年のことだった。しかしその後読売の部数は伸びなくなり、最近1千万部を割ったと聞いている。つまり、読売が大きく部数を伸ばしたのは正力松太郎と務台光雄の時代であり、ナベツネは彼らの遺産を食いつぶしているだけである。つまりナベツネが社長になって読売新聞はダメになったし、ナベツネがオーナーになって(1996年就任)ジャイアンツはダメになった。そのナベツネが日本の政治をもダメにしてきたのだが、ナベツネが「俺は野田内閣支持だから」「野田政権の政策は80%支持できる」と絶賛する「野ダメ」政権は日本をダメにしているということだ。

放送作家高田文夫のインタビューは全く面白くないので紹介しない。

私はもちろんジャイアンツなど大嫌いであり、関西でさえジャイアンツ(読売)がプロ野球の中心だった70年代なんかに間違っても時計の針を逆戻りさせてほしくないと思う。そのためには読売ジャイアンツに消え去ってほしいというのがもう大昔からの願いである。別に球団自体は存続したって構わないが、読売が経営から身を引き、「ジャイアンツ」という汚辱にまみれた名前も変えるべきだと思うのだ。

それは10年前には「極論」と言われ、読売ファンから「不健全なアンチ」呼ばわりされたが、「読売戦のプロ野球中継が将来地上波から姿を消す」という予言は当たりつつある。2005年頃までは地方でも読売の全試合が地上波で中継されていることを思えば、わずか数年でこの急激な変化には、「過激なアンチ読売」の私でさえ驚いている。やはり読売はプロ野球をダメにしたのだ。

読売の悪影響がプロ野球にとどまるだけならまだ我慢するしかないが、それが正力松太郎時代以来ずっと政治に及んでいることは絶対に許してはならない。だから今日も叫ぶ、「くたばれ読売、くたばれナベツネ」と。