kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

小沢一郎の1998年の発言「新ガイドライン法案は、まさに戦争に参加する法案」

ブログ『日本がアブナイ!』のコメント欄*1より。

Commented by 赤塚男 at 2012-11-27 11:39
普通の国」「戦争が出来る国」って聞いて、何を思い出しますか?前者は90年代以来の小沢一郎氏の持論。後者は、ガイドライン関連法の時の小沢氏の発言なんですよね。私としては、細野氏からこんな批判が出てくることに驚きました。もっと正面から「国防軍に変える必要がない」とか言えばいいと思うのです。こういう議論を聞いていて「自民党に入れようと思っていたけど民主党に変えた」などという人は殆どいないでしょう。とにかく、最近の民主党の選挙運動は「与党らしくない」。まるで3年前の自民党を見ているようです。心配していた通り、各種の世論調査でも自民党の支持を奪うどころか、民主党の支持が第三極に流れてしまっているようです。特に比例票が第三極に流れると民主党は本当に危ないです。嘉田新党のこともありますしね。


調べてみると、小沢一郎のこの主張は、月刊誌『正論』(!)の1998年6月号におけるインタビューでなされたものであることがわかった。インタビューは同年4月になされたものと思われる。もちろん、小沢一郎はこれを肯定的にとらえて発言している。この時の小沢一郎は、前年(1997年)末に新進党を解党し、1998年の年初に自由党を立ち上げて、まだ野党だった頃だ。当時、自由党自民党よりももっと「右」に位置する政党とみなされていた。

私としてはいくら民主党から票が流出しようが、そんなことはどうでも良いけれども、「リベラル・左派」、特に「護憲派」の票が(維新の怪はもちろん論外だが)「日本未来の党」に流れるのはどうにかしてほしいと思う。というのは、小沢一郎というのは安全保障政策に関しては意外なほどぶれずに首尾一貫していて、自民党時代から今に至るまで主張をほとんど変えていないからだ。たとえば、集団的自衛権の政府解釈を「変更すべきだ」という主張は、前回、2009年の毎日新聞の「えらぼーと」への回答でもそう答えていたし、その小沢の主張は「国民の生活が第一」の政策にも反映されていた。

それでも少なくない「リベラル・左派」、「護憲派」が「日本未来の党」に投票するのか。するんだろうな、きっと。