kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

プロ野球開幕。ヤクルトは予想通り菅野に抑え込まれて完敗

昨日(3/25)書いた きょうプロ野球開幕。セはヤクルト連覇を予想するが、その理由は… - kojitakenの日記 に、

東京ドームでのあの悪の権化・読売球団相手の開幕戦はどう考えても分が悪いとしか思われない

と書いたが、その悲観的な予想が当たり、開幕戦は読売の先発・菅野にヤクルト打線が抑え込まれて完敗した。ヤクルトは昨年クライマックスシリーズも合わせて菅野に5戦5勝だったが、東京ドームでは1試合だけで、それも2対1で競り勝った内容で、敵地では菅野を打ち崩せていなかった。しかも、菅野は2年連続で開幕戦勝利を挙げていたらしい。秋の大勝負には弱いが春には強い投手なのかも知れない。一方、ヤクルトの小川泰弘はルーキーイヤーの初登板の時に勝利投手の権利を持って降板しながら救援投手に勝ち星を消されて以来ずっと東京ドームで勝ち運がない。昨夜も6回1失点と好投したが打線の援護なく敗戦投手になった。まあこの敗戦は想定内だ。覚悟はしていてもがっかりはしたがダメージは大きくない。

もう一つ気になる試合は読売とともに強力なライバルである阪神の試合だったが、中日に負けた。阪神は先発のメッセンジャーが打たれ、打線も中日先発の大野に抑えられた。実は昨年も同じ開幕カードが同じ京セラドームで行われたが、昨年の開幕戦でもメッセンジャーが打たれ、打線も中日先発の山井に抑え込まれていたが、中日の救援投手陣を打ち込んで阪神が逆転サヨナラ勝ちしていた。ところが今年はその中日救援投手陣にも抑え込まれて負けた。阪神は京セラドームで中日に11連勝していたらしいが、その連勝も止まった*1。私が何よりも注目したのは、今年もメッセンジャーが開幕戦で打たれたことであって、

メッセンジャーの神通力もどうやらピークを過ぎたと見る。

と書いたのもその通りになるかもな、と思った。ただメッセンジャーは以前からヤクルトキラーなので、ヤクルトにだけは勝つという昔のメッセンジャーに戻ることを恐れている。

とはいえにっくき星野仙一が監督の時分に優勝した2003年の阪神も、開幕戦には負けた。だから昨夜の試合だけで阪神はたいしたことない、とみるのが早計であるのは当たり前だ。

そういえば1993年にヤクルトが連覇した時にも、神宮での開幕カードは広島に連敗した。しかしヤクルトは優勝したし、この年の開幕戦でヤクルトに勝った広島はその後も連勝を重ねて開幕6連勝したけれども終盤に大失速して最下位に落ちた。あの年の広島と同じ運命が今年の読売に待ち構えていれば万々歳なのだが、と取らぬ狸の皮算用をする今日この頃なのだった。

*1:京セラドームでの阪神戦といえば、実はヤクルトも2010年以来同じ京セラドームで阪神に11連敗を喫している(継続中)。2010年8月の3連戦の初戦に打撃戦を制してこのシーズン10連勝を記録したが、次の試合で連勝を止められ、3戦目にも敗れると、2011年には8月と10月に二度の3連敗。特に10月の2戦目だったかは首位を中日に明け渡す痛恨の敗戦だった。そのあと2013年8月にも3連敗した。2014年以降は幸か不幸か京セラドームの阪神戦の日程は組まれていない。ヤクルトにも中日にも11連勝するとは、阪神は本拠地を甲子園から京セラドームに移した方が良いのではないか。もっとも阪神が大失速した2008年には、8月に広島と横浜にそれぞれ京セラドームで3連敗を喫し、読売に逆転優勝をさらわれるきっかけになったことがある。