今日はずっと「K値」の件のネット検索をしていて、ここまで時間が経ってしまったが、この記事を最後にする。
岩田健太郎医師のツイートを見ていたら、岩田氏のリツイート経由で、またしても勝川俊雄氏の意見発信に遭遇した。7月11日午前に発信された下記のツイートだ。内容はもちろん「K値」への批判で、ここでは「K値」が「占い」という表現でこき下ろされている。
科学者からして、この科学リテラシーの低さだから、どうしようもない。予測が当たっても非難される8割おじさんと、占いが外れても持て囃されるK値の違いは、みなが望む結果を提示しているかどうかなんだろうな。
— 勝川 俊雄 (@katukawa) 2020年7月10日
まあそういうことなんだろうなと思うが、上記ツイートにも下記のリプがついてるのを見て脱力してしまった。
未だに42万人を肯定していることにビックリ‼️
— nami (@nami27956695) 2020年7月11日
いつ42万人死んだんだ?
— コロナで死ぬより経済で死ぬぞ (@ivangel73939041) 2020年7月11日
それに今は以前の生活に戻ってないのに100人以上感染者が出てる
死者数は過大評価、感染者数は過小評価でどちらも外れてるよね
もちろん、上記2件のような馬鹿げたリプを批判している人たちもいる。
8割おじさんは接触削減率が○割ならこう、□割ならこうと示しました。まともな人は予測の中で最も実値に近い接触削減率が達成できたか検証します。非難者は最も実値から外れた何も対策しないときのデータを持ち出してきて「外れた」と言います。我々とは違うタイムラインの人でしょうか?
— 節操のないツイート (@WideRangeThink) 2020年7月21日
「何もしなければ」42万人と言って対策を提言して効果を上げた西浦さんを意図的に「何もしなければ」を無視して批判する奴は一体なんなの?
— Tando (@takatando) 2020年7月15日
正しいのはもちろんこちら(上記2件)の方だ。
ただ、昼間に書いた記事の繰り返しになるが、醍醐聡氏までもがここで批判した「馬鹿げたリプ」と同じような呟きをしたのを見た時にはショックを受けた。といってもそれは5月半ばの話なのだが、今日「K値」の議論を見て思い出して気が重くなった次第。
今後も、この国の新型コロナウイルス感染症対応は迷走を続けるに違いない。
そういや、今日(7/24)大阪府で新たに確認されたCOVID-19の陽性者数はこれまでで最多の149人だったらしい。このところ、東京都と大阪府の少なくともどちらかで、とんでもない陽性者数が発表されることが増えた。「K値」とやらは、もはや風前の灯火だろう。