東京8区騒動やら衆院選公示やら、だいぶ旗色が悪くなってきたヤクルトスワローズの優勝争いやらにかまけていて新型コロナのデータ更新が滞っていたが、今日になって20日分のデータを一気に入力してみた。
すると、新型コロナ第5波の減衰が、前週比マイナス35〜40%でずっと続いていることがわかった。現時点ではまだ第6波が立ち上がる兆しは確認されない。
以下に、NHKのデータ*1に基づく新規陽性者数と死亡者数の7日間移動平均の対数グラフを示す。
昨年10月以降の週間値のリニアグラフも示す。
週間値は過去3週間(10/2-8, 10/9-15, 10/16-22)の新規陽性者数がそれぞれ6710人、4177人、2593人と、前週比マイナス47.0%、マイナス37.9%、マイナス37.7%で指数関数的減少を続けている(8週連続)。また死亡者数も220人、172人、108人でマイナス14%、マイナス22%、マイナス37%と減少が続き(6週連続)、こちらは減少の度合いを増してきた。第6波が立ち上がる兆候が見られないため、8月以降の死亡者数を7月以降の新規陽性者数で割って得られる第5波による致死率の概算は0.33%となる。夏にフジテレビがやらかした誤報(0.12%)の3倍近い数字になった。この数字は今後は上昇するとしてもほんのわずかだろう。フジテレビの誤報よりは高かったものの、第1〜4波による致死率と比較すると数字が非常に小さかったのは、ワクチンの効果と季節効果*2の両方が寄与したとみられる。また私見だが、他国で再び立ち上がったりするのに日本ではそれが見られない理由として、マスクの着用率が高いとの説には一定の説得力があると思われる。
今後は私個人としては持続的にデータを蓄積していくつもりだが、特別な場合、つまり第6波が立ち上がる兆候がデータに表れた時にのみ弊ブログに公開することにしたい。
なお2021年10月23日現在の陽性確認者累計は171万6370人、死亡者数は1万8191人で、全期間を通した致死率は1.06%である。