かつて(2000年代)の人気(?)政治ブログ「かみぽこぽこ。」の管理人氏・上久保誠人氏も、実名を出して出版社のサイトでコラムを書くようになってからすっかりダメになった。というより、馬脚を現したというべきかもしれない。
下記上久保氏のコラムなど、本当に唾棄すべき内容だ。
本文の引用は省略するが、上久保氏は維新を「自民党の右側にいる政党」と位置づけている。経済政策については本当にその通りで、自民党には首相・岸田文雄が安倍晋三にいいように操られているとはいえ宏池会があり、その宏池会もそこそこの経済右派だが維新のような経済極右ではない。ただ、政治思想軸で見れば、明治維新への回帰を志向する連中が少なからず屯している自民党の方が維新より右の極右になる。ことに安倍晋三が自民党総裁に返り咲いた2012年以降ひどくなり、今では末期的症状を呈している。しかしそんな政党が今回の衆院選に辛勝した。
かつての新生党(1993)や自由党(1998)はまあ、正真正銘の「自民党より右」の政党だった。いずれも今回小選挙区で敗れた小沢一郎が率いた政党だ。維新の位置づけはかつての新政党や自由党と同じと言って良いだろう。つまり上久保氏は四半世紀前の「転向」前の小沢一郎が率いたような政党が今必要だと言っているわけだ。言い替えれば、新自由主義の旗を掲げる野党が必要だと。
はっきり言って時代錯誤もいいところだと思う。
はてブコメントより。
無風の衆院選で唯一光を見せた日本維新の会、自民党の右側にいる野党が必要だ
維新を「自民党の右」と言う人と中道と言う人がいて、なんだか話がかみ合わない
2021/11/02 09:12
維新が「自民党寄り右か左か」と言われれば、政治軸上と経済軸上で左右が逆転するが、それはあくまでもこの二党の比較においてでの話だ。
日本の全政党、それに海外も合わせて政治思想軸、経済軸、外交・安全保障軸の三次元で評価すると、維新は3つの軸のいずれにおいても「右」に位置する、正真正銘の右翼政党であるとしか言いようがない。
私は上久保氏の意見には真っ向から反対で、そんな政党は日本に必要ないと考えている。世界的に見れば周回遅れである維新のような政党は、早く衰退させるべきだ。