プーチンの蛮行と仕事の都合のせいで、過去最悪を記録した2022年2月の日本国内新型コロナウイルス新規陽性者数及び死亡者数の記事を公開するのが遅れたが、以下にNHKのデータ*1に基づく月間新規陽性者数及び死亡者数の対数グラフを示す。
2月28日23時59分までのデータがNHKのサイトにアップロードされた時点で、2月の新規陽性者数は226万2828人、死亡者数は4856人で、いずれも過去最悪だった。なお、その後のデータの修正が現在進行形で行われているはずなので、前記は確定値ではない。
2月の大阪府の死亡者数は766人で全国の15.8%、東京都の死亡者数は448人で同9.2%だった。
第6波による見掛けの致死率は、2月28日の時点で0.161%になった。1月末の時点では0.04%程度だったので、およそ4倍になった。第5波の致死率は0.34%だったから、その半分近くにまで迫った。どこが「ただの風邪」なものか。
もはや何度書いたかもわからないほど繰り返すが、感染の波の初期における「致死率」は実際の数分の1にしかならない。こんなことは過去の5回の波の挙動から、私のようなど素人にもわかり切った話なのに、「弱毒弱毒」と叫び続けた人士たちの罪は文字通り万死に値する。
年初以来の死亡者数は5278人に達した。これを第6波の死亡者数とすると、第4波を超えるのは時間の問題となった。ついに約7400人を数えた第3波と比較するしかなくなりそうだが、2つのピークが合わさっていた第3波にも似て、オミクロン亜種によると思われる「第6-2波」が沖縄県などに現れ始めており、このピークは「第6-1波」とは分離せずに合算されると思われるから、第6波が過去最悪の死亡者数を数えることはもはやほぼ不可避だろう。
誰だ、「5類にしろ」などと言っていた政治家は。確か大物が5人くらいいたよな。責任者出てこい。
